ゆぎょ

まさかの事態に・・・     頭上が暗くなり、ふと見上げた空には大きな鳥が見えました。   「違う! 普通の鳥じゃない! モノノケだ!」   ゆぎょが叫ぶと同時に「錫杖」の中にいる妖も悲鳴をあげました。 モノノケを懲らしめるために使用する錫杖には、 毛虫のような妖がセットされていて、 この妖が悲鳴をあげると近くに危険なモノノケがいる事が ...
つかの間の癒し     宇宙人・ムラビヨとの一件から、いろいろと思うことのある ゆぎょ一行でしたが、そのまま歩みを止めることなく さらに東へ進むと大きな花畑に行き当たりました。   その花畑はよく見ると普通の花畑とは違います。 普通ではありえないような綺麗なグラデーションの花畑で 虹のように光っているのです。   早速花畑に入って花 ...
胸騒ぎがする・・・     ムラビヨが消えてしまってから、ずっとゆぎょは考えていました。   あの紫の宇宙人から聞いた話を思い出していると、 なんだか心がざわつきます。   『皇子』『バズーガ星』『マルビヨ』   「何か忘れているような気がする・・・」 思わずゆぎょが呟くと、   「旅を続ければ答えに ...
ムラビヨはただ暴れたいだけ?     紫の宇宙人『ムラビヨ』から、色々と話を聞きだすことに 成功したゆぎょ。   昔、バズーガ星を捨てて姿を消した皇子がどうやら地球にいるらしいのです。   宇宙人の目的がわかってきたのですが、肝心の皇子の居場所については、 どうもあやふやです。   「マトは絞れている!」   ...
バズーガ星の皇子を探して   旅の途中で偶然、以前戦った『紫の宇宙人』に遭遇したゆぎょ達。 どうやら、いつものように戦うというよりも、 今回はおしゃべりな宇宙人のおかげで、 地球に来ている目的を聞き出すことに成功しているようです。     * * *     (紫の宇宙人『ムラビヨ』と話をしている隙に、 誘拐された人たちを宇 ...
バズーガ星から来た戦士   茶店での休憩を終え、ゆぎょたちは再び歩き出しました。 イエローチッチの首には、ざしきから受け取った数珠がかけられています。 ざしきが口走っていたように武器になるのかどうかはわかりませんが、 とりあえずイエローチッチに預けることにしたのでした。   * * *   それからしばらく歩いて、町を抜けると大きな川に出ました。 ふと空を ...
新しい武器登場!   紫のモノノケと戦った後、すぐに山を下り新しい町を進んでいくゆぎょ達。 おしゃべりなイエローチッチだけが、先ほどのモノノケとの対戦を振り返っていました。   「惜しかったよね。実際」 「まずは、UFOを破壊しておかなきゃ」 「目を狙えばよかったんだよ、目を」   実際に自分は何もしていないのに、好き勝手なことを言います。 ゆぎょ ...
モノノケ=宇宙人!?   ある日、長い長い坂を登り、気がつけば山頂を歩いていたゆぎょの一行は、 そこで初めて見るモノノケに出会いました。   「“モノノケ”、と呼ぶよりは宇宙人だね」   とイエローチッチが呟きます。   確かによく見ると、いつも戦うモノノケとは違い、 宇宙人のような不気味な雰囲気があるのです。 丸い紫色のそのモノノ ...
武器のチカラ   さて、イエローチッチにもらった葛籠を開け、僧の姿になった時から 『モノノケ』が見えるようになっていたゆぎょ。 『モノノケ』とは、人には見えないいたずら好きの妖怪で、世の中に起こる 不思議な現象の原因になっていることが多いのです。 旅が進むにつれて邪悪なモノノケは増える一方で、悪さをするモノノケを ゆぎょは次々と退治していきました。   もちろん、 ...
ざしきちゃんの秘密は・・・   ゆぎょの穏やかな旅は、急に賑やかなものに変わりました。 よくしゃべるイエローチッチは、目に入るものすべてに 口を出さないと気が済まないらしく、 お天気のことから周りを歩く旅人の服装まで ずっと話しながらゆぎょについてきます。   イエローチッチとは対照的に、ざしきは何か複雑な 事情があるらしく多くを語りません。 何も言わずに、 ...