ポプコレものがたり

桃色人魚浜へ     夜中、ららっこくんと連絡を取ったつっきーは、そのまま布団の中でも眠ることができず、 あっという間に夜が明けてしまいました。   まだタリーは眠っているのですが、彼女には置手紙を残して 昨日ららっこくんに言われたぽちパパがいるという桃色人魚浜に向かいます。   早朝の街中でなんとか駅にたどり着き、駅員さんに行き方を聞きながら ...
ららっこくんからの連絡     ぽちまりを助けたい一心で、人魚から人間になったつっきーは、 助けを求めに行ったイヌメンZの会社で出会ったタリーの家にいました。   ボロボロになりながら慣れない足で走り続けたつっきーは、 タリーの敷いてくれた布団で横になっていたのですが、 どうしても眠りにつくことができません。   夜中、ベッドで眠っている ...
地球に思いをはせる     おねえのりが銀河の流れ星に気を取られ、ロケットから飛び出して宇宙をさまよっている頃、 イヌメンZは、リクライニングシートですっかりくつろいでいました。   もちろん彼は、おねえのりがいたことも、そして消えてしまったことも知りません。 ただ、少し前よりは不安を感じていました。 これはおねえのりが姿を消してしまったことと何か関係があるの ...
さよなら、おねえのり     とんでもないことになってしまいました! 流星群に興奮したおねえのりが、うっかり窓から宇宙へと飛び出してしまったのです。   どうやら彼女はキラキラと光る『金平糖』のようにきれいな流れ星に夢中になりすぎて 力が入ってしまい、気がつけば、宇宙空間をくるくると移動していたのです。   おねえのりたち『かたのり族』は、見え ...
イヌメンZの知らないところで・・・     無事にオータ博士が送り込んできた追加システムを受け取り、 宇宙空間での作業を終えたイヌメンZは、極度の緊張を乗り越え、 ほっと一息ついていました。   操縦は自動運転に切り替え、大好きなアイスコーヒーを飲みながら 窓から見える銀河の美しさに言葉もありません。   (写真に撮って、地球で留守を守っ ...
我に帰ってざしきを追え!     全てはあっという間の出来事でした。 さっきまで、虹色に輝くお花畑で花かんむりを作って 喜んでいたざしきが謎のモノノケにさらわれて、 今ここにいないのです。   「ざしきちゃんが・・・」   ゆぎょが何とかとっさに投げた刀は、 宙を舞いながら少し手前に落下してしまっています。   ...
まさかの事態に・・・     頭上が暗くなり、ふと見上げた空には大きな鳥が見えました。   「違う! 普通の鳥じゃない! モノノケだ!」   ゆぎょが叫ぶと同時に「錫杖」の中にいる妖も悲鳴をあげました。 モノノケを懲らしめるために使用する錫杖には、 毛虫のような妖がセットされていて、 この妖が悲鳴をあげると近くに危険なモノノケがいる事が ...
つかの間の癒し     宇宙人・ムラビヨとの一件から、いろいろと思うことのある ゆぎょ一行でしたが、そのまま歩みを止めることなく さらに東へ進むと大きな花畑に行き当たりました。   その花畑はよく見ると普通の花畑とは違います。 普通ではありえないような綺麗なグラデーションの花畑で 虹のように光っているのです。   早速花畑に入って花 ...
武器を奪い戦え!     有り余る力を発散するように、 オレビヨを従えてバズーガ星を目指すハニー。   ついこの間クローバー畑を荒らされて 泣いていたハニーだとは思えません。 (あの時も、“悲しくて”ではなく、 “悔しくて”泣いていたので、一緒でしょうか?)   なぜだかわからないけど、宇宙人のはずのオレビヨは 全然怖く感じな ...
元気すぎるハニー     その頃ハニーは、タリーからの連絡を受けて タリーの家に行っていました。 実はこのふたり、一緒にオレビヨの家に乗り込んでから こまめに連絡を取っていたのです。   今回タリーからの急な呼び出しで ぽちまりの親友つっきーと対面することになったハニー。   「ぽちまりを助けたいの!」   涙 ...