武器を奪い戦え!

 

 

有り余る力を発散するように、

オレビヨを従えてバズーガ星を目指すハニー。

 

ついこの間クローバー畑を荒らされて

泣いていたハニーだとは思えません。

(あの時も、“悲しくて”ではなく、

“悔しくて”泣いていたので、一緒でしょうか?)

 

なぜだかわからないけど、宇宙人のはずのオレビヨは

全然怖く感じないハニーです。

前回はタリーと一緒にオレビヨの元を訪れましたが、

今回は全くの一人。

 

しかも、宇宙へ行くのは初めてだけど、

なんだかワクワクする気持ちが止まらないハニーなのです。

 

そんなハニーを見て、オレビヨは心配します。

 

「ハニーさん、武器はそれだけなんですか?

バズーガ星で戦うことになったら、

もう少し攻撃するものがないとアオビヨには勝てないですよ」

 

なぜかやっぱりハニーを心配するオレビヨです。

 

そんなオレビヨの問いかけに、ハニーは頷きました。

 

「そうね、敵はアオビヨひとりじゃないもんね。

でもオータ博士にもらった武器はこれ1つだし」

 

自分のバズーカ砲を見つめます。

この武器は「ハニーランチャー」。

オータ博士がハニーの護身用として作ってくれました。

ミツバチのようなかわいい見た目に反して、

凄まじい破壊力を持つのです。

 

それでも、武器がたった一つとは心許ない気がしてきました。

 

今まで勢いのあったハニーがしょんぼりとしているのを見て

(実はしょんぼりではなく、頭の中では勝算があるのか計算中なのですが)

オレビヨが提案しました。

 

「そうだ! キイビヨの母艦には武器庫が備えつけられてるんでした!」

 

パネルを操作して目的地を台湾へと変えてから、

 

「ハニーさん、キイビヨから武器を奪いましょう!」と

ハニーより張り切って言いました。

 

 

 

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