ポプコレものがたり

武器のチカラ   さて、イエローチッチにもらった葛籠を開け、僧の姿になった時から 『モノノケ』が見えるようになっていたゆぎょ。 『モノノケ』とは、人には見えないいたずら好きの妖怪で、世の中に起こる 不思議な現象の原因になっていることが多いのです。 旅が進むにつれて邪悪なモノノケは増える一方で、悪さをするモノノケを ゆぎょは次々と退治していきました。   もちろん、 ...
ざしきちゃんの秘密は・・・   ゆぎょの穏やかな旅は、急に賑やかなものに変わりました。 よくしゃべるイエローチッチは、目に入るものすべてに 口を出さないと気が済まないらしく、 お天気のことから周りを歩く旅人の服装まで ずっと話しながらゆぎょについてきます。   イエローチッチとは対照的に、ざしきは何か複雑な 事情があるらしく多くを語りません。 何も言わずに、 ...
イエローチッチとざしきちゃん   地球に来てから長く旅を続けている『ゆぎょ』は、 自分がどこから来たのか、何者であったのかを忘れていました。 地球の美しさに感動し、ただ旅を楽しむ普通の生活。 過去のことはよく覚えていないけれども、そんな旅の生活が ゆぎょの心を落ち着かせ、また豊かにするのでした。   ある日、ゆぎょがのんびり京の街を歩いていると、 道ばたで小鳥が倒 ...
キュートビーたちの決意   寝込んでいるハニーには黙って、 森の長老の呼び出しに応じたキュートビー達。 たくさんの花に囲まれた長老の家へ行くと、 真っ白な髪の毛とヒゲのいかにも『森の長老』が 待ち構えていました。   初めて会う森の長老に緊張が隠せない2匹。   すると長老が静かに口を開きました。 「ハニーは、大丈夫かな?」   ...
ハニーの笑顔を見たくて   あの事件から一週間。 寝込んだハニーは窓の外を見つめて ため息ばかり。 悔しそうに時折涙を流しては、ハチミッチーへの 仕返しを考えブツブツ言っています。   キュートビーはとにかくハニーが心配で、 病院へも連れて行きましたが、 「過労というよりストレスでしょう」 と診断されてしまいました。   (もちろ ...
ライバル店の嫌がらせ   「ハニーちゃんのクローバー畑が荒らされている!」   クローバー畑の近くに住む森のお友達から連絡を受けて、 ハニーとキュートビーはクローバー畑に向かいました。 そこには、無残にも踏み荒らされた畑があり、 多くの動物たちが集まっています。   ボロボロになった畑を見てその場に座り込むハニーを 森の動物達が慰めます。 ...
『恋の魔法』の効果   消えた人魚。 散乱した手作りのお弁当。 そして、人魚からの手紙・・・。   今日1日で本当にいろいろなことがありました。   とにかく、イヌメンZ宛の手紙を本人に渡さなくてはと、 本人に手紙を渡したタリー。 イヌメンZがタリーとその手紙を開いた時、 “ザザン”と波のような音が聞こえてきました。   ...
落ちていた手紙   ある日のことです。 その日は大変なことが起きました! なんと、人魚が事務所のドアの前に倒れていたのです。 もちろん事務所は大騒ぎ。 イヌメンZが人魚を病院へ連れて行くのを見送った後、 タリーはイヌメンZに頼まれた玄関のお掃除を していました。   そこには、あの人魚の女の子が作ってきたと思われる お弁当が散乱しています。 &n ...
ロボタリーちゃん、活躍する   タリーのお仕事は、主にデザイナーイヌメンZの秘書ですが、 今日は事務所の仕事が終わった後に、 イヌメンZのプロデュースするお店『ポプコレ』をお手伝いです。   『ポプコレ』は、事務所の隣にあるお店で、 女性や子供向けのポップでカワイイ商品が並ぶセレクトショップ。 どうしても人手が足りない時は、 タリーがお手伝いすることになっています ...
『魔女の黒い森』へ   腫れ上がった尾ひれもどんどん回復してきた頃、 イヌメンZに抱きしめられた(持ち上げられた、の間違い)ことを 毎日思い出してはニヤニヤしているぽちまり。   その話を何度も聞かされた幼馴染のららっこ君は、   「イヌメンZと付き合いたいなら、 人間にならないとダメなんじゃない?」   とぽちまりを笑います。 ...