おはようございます、イヌメンZです!
なんと、サイドカーコラムは今回が最終回。
遊びに来てくれるみんなのおかげで続けてこれたよ。
本当にありがとう!!!
まずは前回までのおさらい。
サイドカーの魅力をわかりやすく伝えてます!
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前回までのコラムはこちらから
↓ ↓ ↓
第1回 サイドカーレースに密着!【マシンについて教えて!編】
第2回サイドカーレースに密着!【横の人って何やってるの?!編】
第3回サイドカーレースに密着!【開幕戦・マシン性能は戦力差?編】
第4回サイドカーレースに密着!【直線もヒマじゃない!富士スピードウェイ編】
第5回サイドカーレースに密着!「ドライバーとパッセンジャーの関係って?岡山国際サーキット編」
サイドカーレースに密着!番外編「サイドカーでラリー出場?!」
過去のレポートもご覧ください☆
【お出かけレポート】イヌメンZの『茂原MOTOWEST-GP 2018』
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サイドカーコラム一覧ページは<こちら>
サイドカーに乗りたくなったら
今回も、俺の親友トミーさんと
teamOZEKIが参戦するF1クラスのサイドカーレースの年内最終戦の模様をお届けします!
2019年最後のレースは先月の9月29日に筑波サーキットで開催されました。
約2ヶ月ぶりの走行ながら予選はしっかり1位を獲得!
teamOZEKI
決勝レースでも、スタートこそ先行を許すも
1コーナーですぐに抜き返して、そのままブッチギリで優勝!
今期全てのレースで優勝しチャンピオンを獲得しました!
teamOZEKI
teamOZEKI
トミーさんおめでとうございます!!!すごい!!
(2人は大コーフン!)
これは来年もteamOZEKIが楽しみだね〜!
(ところが、イヌメンZとタリーちゃんがウキウキしながら表彰台に登る2人を見守っていると
まさかの宣言が飛び出しました。)
【大関さん&トミーさん】
「今回でこの2人のペアは解消です、ありがとうございました!」(にっこり)
えーーーーー!!
実は、お2人って仲が悪かったの??
た、タリーちゃん・・・
そんな可愛くすごいこと言われても(笑)
https://popcolle.com/
もちろん違います!!
大関さんとはとても充実した活動が出来ていて、
本当は大関さんのやりたい事も、僕が教えて貰いたいことも沢山残ってるんだ。
だけど、これからのサイドカーレース界のことを大関さんと考えて
次の一歩に踏み出す事にしたんだよ。
実は
来年は俺が自分のマシンを用意してF1クラスに参戦する準備を始めたんだ!
マジですか?!(2度ビックリ)
うん、マジなんですよ。
来期俺と組むのはF4クラスで俺とペアを組んでいる小沼さん。
写真の右の人だよ。
実は、将来を見据えて彼はヘルパーとしてteamOZEKIに参加し一緒に勉強してきたんだ!
ということは、とうとう
F4クラスの最速ペアがF1クラスにステップアップ!
F4だのF1だの・・・一体なんなのかしら?
おっと、タリーちゃんごめんごめん。
日本で行われるサイドカーレースは、車両の重量や排気量などによって
F1クラス、F2クラス、F4クラスの3クラスに分けられてるんだよ。
F1クラスとF2クラスの規定は国際レースにも採用されていて
そして、F4クラスは面白いことに日本独自のクラス!!
車体は小さいし、絶対速度もF1クラスとF2クラス比べると劣るんだけど・・・
体感速度は決して劣ることもない!
そしてドライビング・パッセンジャーに必要なスキルは同等で、
サイドカーレースの醍醐味が楽しめるんだよ。
なるほど。
F4クラスは乗る入門編に最適って感じなんですね。
(体感スピード300キロだけど)
そうとも言えるね。
ここから【F1クラス】と【F2クラス】にステップアップするもよし、
レースをエンジョイするもよしって感じかな。
詳しくは日本レーシングサイドカー協会のこのページを見てね→<☆>
来季からトミーさんとペアを組む小沼さんはずっとステップアップを目指してきたんだよね!
すごい、めっちゃワクワクする!
俺もチームを結成して出てみようかな?!
イヌメンったら、トミーさんに色々教えてもらって結局ビビっちゃったじゃないですか〜。
う・・・ビビってないよ!!
俺が乗ると
ちょ〜っと空気抵抗が大きくなるだけじゃないか!
・・・トミーさんにも「身体ごと吹き飛ばされるね」って言われてましたもんね。
イヌメンは無理でも、
このコラムを読んでサイドカーレースを始めてみたい人もいるかも?
最終回だし、
始めたい人がどうしたら良いか、教えてもらいましょうよ。
(う〜ん、このやり取りも見納めか。ちょっと感慨深いかも・・・)
コホン、
まず、ドライバーでもパッセンジャーでも必要になるのは身に着ける装備品だね。
サイドカー専用のスーツもあるけど、最初はバイク用でも大丈夫だよ!
サイドカー用のスーツの特徴はこんな感じ。
見た目はそんなに変わらないと思ってたけど、結構違うんだね。
ちょっとの違いで動きやすくなったり疲れにくくなったりするからね。
俺はブーツの底の角を削り落として曲面にして、
引っかからないようにしたりしているよ。
一枚目の写真を見ると、「なるほど〜」って納得しちゃうよね。
teamOZEKI
サイドカー専用のライセンスは必要なんですか?
レースに出る場合は、
例えば今年密着したMCFAJのレースならMCFAJの競技ライセンスは必要になるよ。
練習で走るサーキットでも講習を受けてライセンスをもらわないといけない場合もある。
だけど、
サイドカーだから必要というものはないよ、バイクや車と同じなんだ。
じゃぁ、二輪免許がなくてもレースに参加できるんですか?
サーキットの条件次第ではあるけど、基本的にはいらないよ。
ジュニアライダーと同様だね。
特別なことはないんだね。
始めたい人はペアを見つけてこないといけないの?
大丈夫!
一人でも日本レーシングサイドカー協会(JRSA)がサポートしてくれるよ。
今、サイドカーレースは競技人口がとても少なくて常に新しい人を探しているんだ。
練習や体験機会の紹介もしてくれるし、
パッセンジャー希望ならペアを探しているドライバーの紹介などもしてくれる。
今マシンを持っている人はほとんどドライバーだから、
ドライバーをやりたい人はマシンが必要になるけど国内の中古マシンも探してくれるよ。
手厚くサポートしてもらえるんだね、それなら一人でも安心かも?
やってみたいなと思ったら気軽に問い合わせて欲しいな!
サーキットで直接話しかけてくれたっていいし、
装備だって体験だったらサイズが合えば貸してもらえることもある。
楽しみ方は一つじゃないから、
その人にあったサイドカーレースへの取り組み方を
JRSAのメンバーが一緒に考えるよ!
走行前は緊張感が漂うけど、皆さんすごく親切だったしこれなら安心ね!
じゃあ社長も来年はいよいよ・・・?
トミーさんのチームなら親友の俺が監督ってことにして、
俺は走らないでチャンピオンを目指して(ブツブツ・・・)
イヌメン、かっこつけて「なるほど」じゃないですよ!
まったくもう〜!(笑)
これでサイドカーレース密着コラムは一旦終了です。
非日常のサイドカーレースの世界はいかがでしたか?
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
イヌメンZはじめポプコレは
来年もトミーさん達サイドカーレーサーを応援します!
《写真協力:川野紘史さん、岡崎圭さん、reigakuさん》
【完結編のおまけマンガ】
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レーシングサイドカーチームのteamOZEKI代表&ドライバー。
以前はパッセンジャーとして活躍し、世界選手権にもスポット参戦。
世界選手権から帰国したドライバー早川氏とteamOZEKIを結成し、菅生・筑波・富士・鈴鹿・岡山で記録したコースレコードは今も破られていない。
ドライバーに転向してからは自身の経験を伝えるべく後継の育成にも力を入れている。
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イヌメンZのお友達、サイドカーレースのパッセンジャー。
F4クラス(小さいサイドカー)では自身のチームを立ち上げデビューレースでいきなり2位、茂原ツインサーキットのコースレコードホルダー。
teamOZEKIには昨年加入し、日々指導を受けながら成長中。
56RACINGでは激しいバイク屋さんと一緒になってイヌメンZにちょっかいを出しがち。
トミーさんのツイッターはこちら → @Tommyniwatori1
トミーさんのAthlete yellはこちら→ http://www.athleteyell.jp/tomimoto_shikoh/
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JRSA/日本レーシングサイドカー協会
-Facebookページより抜粋-
JRSA/日本レーシングサイドカー協会(Japan Racing Sidecar Association)は、日本の新たなレーシングサイドカー組織として2001年の8月発足いたしました。JRSAは、これまでフルスケールサイズサイドカーにより活動を行ってきたJRSU(Japan Racing Sidecar Union)と、F4ミニサイドカー競技団体であるRKA(Racing Kneeler Association)が統合したものです。JRSUは日本で過去30年余りの歴史を持っているレーシングサイドカー団体でありましたが、これからのF4クラスを含んだサイドカーレース及び選手の活性化させる目的で統合されました。
JRSAは、サイドカーモータスポーツを通じてモータスポーツ界及び社会に貢献し、且つ健全な人間育成を推進することを目的としています。
日本レーシングサイドカー協会webページはこちら → ★
JRSA/日本レーシングサイドカー協会Facebookページはこちら → ★
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