【著名人コラム】サイドカーレースに密着!【直線もヒマじゃない、富士スピードウェイ編】
こんにちは!
*シャンパンだって浴びちゃう男、イヌメンZです!
*スタッフ注釈 少しかかったくらい。なんせ、着ぐる○なので。
おかげさまで第4回目を迎えたサイドカーコラム、大好評です!!
今回もわかりやすく、そして楽しくお届けしていきます。
専門的なお話をわかりやすく教えてくれるのは、
パッセンジャーで活躍中!
俺の友達(親友でもいいよね)トミーさん!
今回もよろしくお願いします!
前回までのコラムはこちらからどうぞ。
第1回 サイドカーレースに密着!【マシンについて教えて!編】
第2回サイドカーレースに密着!【横の人って何やってるの?!編】
第3回サイドカーレースに密着!【開幕戦・マシン性能は戦力差?編】
過去のレポートも是非読んでください☆
【お出かけレポート】イヌメンZの『茂原MOTOWEST-GP 2018』
前回お知らせしていた通り、今回は日本一のロングストレートコースを誇る富士スピードウェイにやってきました。
「日本一のロングストレートコースを誇る」
って、あるけど凄いスピードが出そう・・・。
今日は直線でスピードを出すためのポイントをトミーさんに詳しく聞いていこうと思います!
ポイントは、コーナー脱出と伏せ方!
今日は快晴!富士山もキレイに見えます!
長い!本当にストレートが長い!
さすが「日本一のロングストレートコースを誇る!」だけはあるね。
*富士スピードウェイの公式ホームページでコースをご覧になれます。
ほんとですね!
どこまであるのかわからないぐらい。
二人は富士スピードウェイは初めてだね?
このコースはストレートだけで約1.5kmもあるんだよ。
前回の筑波サーキットは1周で約2kmだから全然違うサーキットだね。
それだけ直線が長いということは
マシンのパワーが物を言うサーキットだね!
ここなら俺の財力を注ぎ込んだ超速いエンジンを使ってストレートでごぼう抜きに・・・
(男なら憧れる赤いマシン)
イヌメン・・・コスプレまでしちゃって、テンション高いですね(笑)
でも、トミーさんがまた悪い顔をしているってことは・・・
間違ってますよ、きっと。
そもそもそんな財力ないでしょ!
(気のせいだよ、タリーちゃん。にこっ)
ともかく、
サイドカーでストレートを速く走るポイントは、コーナー脱出と伏せ方だよ!
パワーじゃないのか・・・
でも、パワーも必要だよね?
もちろんパワーは必要だよ。
でも、そのパワーを路面に伝えられないと意味がないんだ。
いくらパワーがあってもタイヤが空転しちゃ進まない。
じゃあ、そのタイヤを路面に押し付けるのがパッセンジャーの仕事ということだね!
イヌメンもわかってきたね、その通り!
パッセンジャーがしっかりタイヤをグリップさせれば
ドライバーは大きくアクセルを開けてコーナーを脱出できるんだ。
???
「アクセルを開ける」ってなんですか?
タイヤを空転させないために、パッセンジャーがしっかりタイヤを路面に押し付けることでパワーが伝わってスピードが出ることはわかったのですが・・・
あぁ、そうか。ごめんごめん、タリーちゃん。
すごく簡単に言うと
アクセルを開けることでエンジン回転が上がるから、加速することができるんだよ。
つまり「大きく」アクセルを開けるほどその分加速できる。
ほら、フル回転で動くことをアクセル全開、とか言うだろう?
なるほど〜。ありがとうございます!
(隣でイヌメンがエンジンのことを語りたくてウズウズしてるけど、私は気づいてませんから…)
タリーちゃん、賢明な判断だ(笑)
俺に語らせると終わらないし、今回は直線についてだからね!
確かにそうだね。
さぁ、しっかりタイヤの上に乗ってコーナーを脱出だ!
team OZEKI(大関・冨本組)
コーナーを脱出したらすぐストレートですね。
伏せ方が違うとスピードは変わるんですか?
変わるよ〜。
ジェットコースターや高速道路でもすごい風圧を感じるよね。
速度が上がれば上がるほど空気抵抗は大きくなるんだよ。
空気抵抗が大きい=マシンを押し返す力が大きいってことだからスピードが落ちちゃう。
イヌメン・・・
空気抵抗が凄すぎますよ・・・
こりゃ身体ごと吹き飛ばされるね。
仕方ないじゃない!(涙)
まぁまぁ、イヌメン。
あの写真面白いから大丈夫だよ(笑)
気をとりなおして・・・
速度が上がるほど、ちょっとしたことが最高速を左右するんだ。
だからドライバーもパッセンジャーも、頭や身体の位置を数cmレベルで調整しながら、出来るだけ抵抗を受けないように工夫するんだよ。
ほら、
このイヌメンZの公式ツイッターでもあげていたこの動画を見てみて。
#TeamOZEKI
昨日のサイドカーレースのオンボード映像を頂きました!
決勝1周目1コーナー付近でのマシントラブルで30秒近く離されるも、怒涛の追い上げ!パッセンジャーのこの動き、ぜひたくさんの人に見て欲しいです。#サイドカー #拡散希望RTおねがいします pic.twitter.com/WZ11dpqM2I— イヌメンZ【公式】 (@inumenz) 2019年5月27日
トミーさん前見てないよね?良いの?
ドライバーの大関さんも伏せてるから見てるか怪しいけどね(笑)
事前にしっかり打ち合わせをして、
横目でコースサイドの看板とか目印を確認しながら動くんだよ。
コースが頭に入っていればそんなに難しいことじゃないよ!
待って待って、トミーさん。
難しいとか難しくないとかじゃなくて、おっかないです・・・。
まさかの世界ですよ(笑)
あ!そんな話をしていたら決勝レースの時間に!
イヌメン、お手伝いに行きましょう!
GO!GO!
1周目、予選トップのteamOZEKIの青いマシンがなかなか現れない・・・
(レース後に教えてもらったところ、なんと1コーナー手前で接触し、
衝撃で安全装置のピンが抜けてエンジンが止まってしまったそうです。)
再び走り出すももちろん最後尾、その前は30秒以上先を走っています。
なんてこったい!(涙)
でもteamOZEKIの二人は諦めていません、凄い勢いで追い上げて次々と順位をあげます!
レース後半にさしかかろうかという時点でトップを奪い返しそのままチェッカー!!!
優勝おめでとうございます!!
うぉぉぉぉぉ!胸熱!
やっぱり勝利のイヌの俺のおかげ?!
イヌメンってば。
本当に勝利のイヌとして売り出す気かしら・・・
ありがとう!
2戦連続最後尾からの追い上げになっちゃったけど、見てる側には面白かったんじゃない?(笑)
はっ!
まさかイヌメンがネタの神様を呼び込んでしまってるんじゃ・・・?
でも、優勝したからOKですよね?!
次戦は「モトレヴォリューション」!!
年に一度のサイドカークラス・エキシビジョンレースです。
関西で見られる唯一のチャンス!
6月16日(日)に岡山国際サーキットで行われます!
コースと観客の距離が近く、レースの迫力をより身近に感じることができる
岡山国際サーキットの公式ホームページは<こちら>
〈次回へ続く〉
★おまけマンガ★
漫画にもサイドカーが登場して、みなさんに喜んでいただきました!
今シーズンのサイドカーレースは期待大!大関選手トミー選手の「teamOZEKI」にイヌメンZが密着して、レースの模様をお伝えするコラムも始まるよ!開幕戦は3/31(日)MCFAJ CLUBMAN ROAD RACE筑波大会です!
皆様俺と一緒にサイドカーのレースを応援してくださいネ! pic.twitter.com/StSOeTx1R8— イヌメンZ【公式】 (@inumenz) February 4, 2019
こちらは本文中に登場したイヌメンZの妄想シーンで登場したマンガです。
★さらにおまけマンガ★
それではみなさま、次回をお楽しみに♪
《写真協力:川野紘史さん、松下和人さん》
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レーシングサイドカーチームのteamOZEKI代表&ドライバー。
以前はパッセンジャーとして活躍し、世界選手権にもスポット参戦。
世界選手権から帰国したドライバー早川氏とteamOZEKIを結成し、菅生・筑波・富士・鈴鹿・岡山で記録したコースレコードは今も破られていない。
ドライバーに転向してからは自身の経験を伝えるべく後継の育成にも力を入れている。
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イヌメンZのお友達、サイドカーレースのパッセンジャー。
F4クラス(小さいサイドカー)では自身のチームを立ち上げデビューレースでいきなり2位、茂原ツインサーキットのコースレコードホルダー。
teamOZEKIには昨年加入し、日々指導を受けながら成長中。
56RACINGでは激しいバイク屋さんと一緒になってイヌメンZにちょっかいを出しがち。
トミーさんのツイッターはこちら → @Tommyniwatori1
トミーさんのAthlete yellはこちら→ http://www.athleteyell.jp/tomimoto_shikoh/
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JRSA/日本レーシングサイドカー協会
-Facebookページより抜粋-
JRSA/日本レーシングサイドカー協会(Japan Racing Sidecar Association)は、日本の新たなレーシングサイドカー組織として2001年の8月発足いたしました。JRSAは、これまでフルスケールサイズサイドカーにより活動を行ってきたJRSU(Japan Racing Sidecar Union)と、F4ミニサイドカー競技団体であるRKA(Racing Kneeler Association)が統合したものです。JRSUは日本で過去30年余りの歴史を持っているレーシングサイドカー団体でありましたが、これからのF4クラスを含んだサイドカーレース及び選手の活性化させる目的で統合されました。
JRSAは、サイドカーモータスポーツを通じてモータスポーツ界及び社会に貢献し、且つ健全な人間育成を推進することを目的としています。
日本レーシングサイドカー協会webページはこちら → ★
JRSA/日本レーシングサイドカー協会Facebookページはこちら → ★
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