こんにちは。

ポプコレスタッフ・ハナコです。

 

元町映画館さんで開催されている#映画レビュー入門講座

3回目に参加してきました!

 

 

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過去のレポートはこちら

 

<1回目>元町映画館「#映画レビュー入門講座」に行ってきました!

 

 

<2回目>#映画レビュー入門講座「印象的なシーンを批評する」?

 

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今回は、がっつりこの参考図書『文章読本』(谷崎潤一郎著)を学んできました。

 

中央公論新社
発売日 : 1996-02-18

 

 

実は私、この3回目の講座の日までにこの本を読んでおこうと思っていたのですが、最後まで読みきれず……。

 

 

250ページくらいある本の100ページくらいまでしか読んでいませんでした……。

 

 

 


 

 

 

批評かレビューか

 

 

もともと、この講座名って「映画批評入門講座」にしようと思ってたんだって!

 

 

“批評”って、恐れ多い……!

 

 

先生によると、レビューって英語で書くと「review」で、語源的には「見直す」でしょ?

で、英語の辞書を調べてみると「批評」とか「論評」って書いてあるから最初は「映画批評入門講座」かなあって。

 

 

難しそう!

あと、自分にできる気がしないから、もしそのタイトルだったら受講していなかったかも。

 

 

でしょ? そういう意見も多くて、それならば「#映画レビュー入門講座」にしたほうがいいんじゃないかってなったんですって。

「レビュー」も「批評」も同じ意味なんだけど、いろんなサイトでの「レビュー」ってよく使われているので、なんとなく身近なイメージがするからかな?

 

確かに!

映画だけじゃなくて、グルメやホテルとかでも「口コミ」を書いたりするから、気軽な感じがするもんね。

 

 

 


 

 

いよいよ、映画レビューとはなんぞや? に迫る。

 

 

元町映画館さんの「#映画レビュー講座」の第3回目を受けてきました!

 

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3回目は、

参考図書『⽂章読本』(⾕崎潤⼀郎)を紹介し、⽂章の基本を学ぶ

課題作⽂に取り組み、無駄な⾔葉をすて、⾃分の⾔葉と出会う

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ということで、今回はがっつり『文章読本』話です。

 

でもその前に、この講座におけるレビューとはなんなのか?

その定義について先生からお話がありました。

 

 

本講座では、レビューを下記のように定義付けています。

 

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一つの映画作品について「内容の描写」と「なんらかの基準による評価を含み、

(「褒める」「けなす」でなくても良い)

いっときの感想ではなく、自身の作品として書かれた文章。

人に読んでもらう前提、自分で読み返してもいいなと思う作品にする。

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ちなみに、前回提出した原稿用紙に手書き(! 今時滅多に手書きで文章を書かないので新鮮でした)で書いた映画『細雪』のシーン批評を書いたのですが、先生の添削入りで返してもらいます。

その添削の基準は、谷崎潤一郎著『文章読本』。

 

さて、ここでこの『文章読本』についての講義もありました。

 

 

 


 

 

『文章読本』とは……

 

 

 

『文章読本』(ぶんしょうどくほん)は、谷崎潤一郎が読者向けに文章の書き方、読み方を分かりやすく記した文章講座の随筆集。

川端康成や三島由紀夫をはじめ、他の作家も同じタイトルを踏襲した文章講座をそれぞれ出版している。(Wikipediaより)

 

 

今回、この講座で使われるのは、谷崎潤一郎が書いたもの。

書かれたのは結構古い(昭和9年)ため、今とは違うなという部分も多いです。

そんな中で、「現在に通じるものはどこか?」と考えながら読むのが良いと先生は言っていました。

 

 

確かに読んでいたら、今言われていることと違うなって思うところもあったのです。

(まだ半分も読んででいないですが)

 

 

文豪・谷崎潤一郎がこの本の中で言っているのは以下のようなこと。

 

1.文章の実用的・芸術的区別はない

2.あるがまま(見たとおり、思ったとおり)に書け

3.文章は簡潔明瞭なのがベスト

 

 

え〜!

谷崎さん、そんなシンプルな実用的な文章でしたっけ?

 

結構美しい表現でゴテゴテしていないけど、それでいて美しいって

 

それって天才ってことじゃない???

 

素人には難しくない?

 

 

どうやらツッコミどころも多くて、後々批判されることも多かったらしいですが、

現代の感覚と擦り合わせて、活用するのが大切ですね。

 

(娯楽として読むだけなら、普通に面白いです! すごく細かい“文豪のこだわり”が見えてくるのです)

 

 

とはいえ、無駄な言葉を省いて、出来るだけ簡潔に、そして、わかりやすくするために言葉選びも慎重に……。

果たして、このレポートにも応用が効くと思うのですが、全く反映できていないと感じておりますが、確かに自分がが読む立場と考えたならば、わかりやすく簡潔明瞭なほうが読みやすいに決まってます。

 

なんとか、意識しつつ、いろいろな文章は書いていこうと思います。(その前に本を読みきらなければ)

 

 

最後のワークショップは、前回の課題提出の文章を実例に出しながら前回提出した「細雪」のレビューをもう一度書き直します。

そのままでも良いし、新たに書き直しても良いとのこと。

私は結局、ほぼほぼ前と同じで、少し手直しするくらいにして提出しました。

 

 

うーむ。

もうちょっと、

書き直せばよかったかなあ。

 

 

 

次は第4回目。

 

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映像分析実習 課題映画/シーンを使い、映画を批評する

提出した⽂章を元に参加者でグループワーク、ディスカッション実施。

作家性を読み解く術を解説

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グ、グループワーク。

 

実は以外と苦手なグループワーク!

 

仕事モードで超仕切っちゃうか、オフモードで人見知るか……。

 

 

当日までわかりませんが、次回も頑張ろうと思います!

 

 

それでは、次のレポートでお会いしましょう!

 

 

 

 

#映画レビュー入門講座

 

 

映画にまつわる素敵なイベントをたくさん企画されている元町映画館さんで始まった「#映画レビュー入門講座」

 

映画好きな方なら、自分の好きな映画を上手くレビューできなくて悩んだことが一度はあるのでは?

 

 

 

世の中には本当にたくさんの映画で溢れています。

そんな中で出会ってしまった映画の感想や興奮を誰かに伝えたい、共有したい、そう思いながらも、うまく言葉が見つからない。

SNS、レビューサイトの発達で発信の場や機会は増えたものの、自分の文章には自信がない。

誰かのレビューを見て、そんな映画の見方があったかと驚くなんてこともあるのではないでしょうか。

あなたが観た映画の「感想」をより言葉を洗練し、一味違った「レビュー」にするため、言葉の表現力や映画を観る力を養うための「映画レビュー講座」を実施します。

講座受講後に参加者みなさんが映画雑誌の読者コーナーに「批評」を投稿することを目指します。

(元町映画館さんWEBサイトより)

 

人気の講座なので、すぐに満席になってしまうかも。

気になる方はお早めにどうぞ!

 

 

 

「#映画レビュー入門講座」

 

【期間】2020年1月~2020年3月はじめ

【会場】元町映画館2Fイベントルーム

【定員】20名

【料金】各回1,500円(プレ講義は500円)

【講師】森年恵(甲南大学文学部非常勤講師 映画学)、森茂起(甲南大学文学部教授 臨床心理学)

【主催】元町映画館

【協力】甲南大学

 

※日程・講座内容など、詳細はこちらへ → 

 

 

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元町映画館

神戸市中央区元町通4−1−12

078-366-2636

■JR・阪神電車「元町」駅西口より、南西へ徒歩6分
■神戸高速鉄道「花隈」駅東口より南東へ徒歩6分
■神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅2出口より北へ1分

公式サイトはこちら → 

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