こんにちは。ポプコレスタッフのハナコです。

 

 

先日、元町映画館さんで行われました

 

SILENT FILM LIVE #04『カメラを持った男』

 

の取材にタリーちゃんと行ってきました。

 

(取材中のタリーちゃん)

 

 

サイレント映画の楽士である鳥飼りょうさんによる即興演奏でサイレント映画を楽しむイベント「SILENT FILM LIVE」。

すでにもう第4回目です。

 

 

 

今回の特集では、その時の様子などを前後編でお伝えしていきます。

 

 

==================

前編 『カメラを持った男』感想

 

後編  SILENT FILM LIVEって?

==================

 

 

さて、後編である今回は、サイレント映画専門の楽士である鳥飼りょうさんに色々とお話を伺おうと思います。

 

それではタリーちゃん、お願いします!

 

 


 

 

「サイレント映画専門の楽士」ってどういうことをするの?

 

 

 

・・・100分の演奏、お疲れ様でした!

(映画『カメラを持った男』の上映後にお話を伺いました。作品の感想はこちら→

 

 

ありがとうございます。

慣れると意外に大丈夫なんですよ。

 

 

もう一つ驚いたのが、楽譜とかないんですね!

全て覚えているんですか?

一つの作品でとても練習しないといけないのですか?

 

 

基本的には即興ですね。

でも上映会で初めて映像を観て演奏するというわけではなくて、事前に映画を観て作品の構成を理解したうえで演奏に臨む・・・という感じです。

そして、場合によってはテーマやフレーズを用意しておきます。

 

 

なるほど。

まずは、作品のり・か・い・・・と。

 

 

例えば・・・?

 

 

例えば、今回の作品の「カメラを持った男」であれば、結婚する場面と離婚する場面があったり、電車が行き違ったりを効果的に入れたりする場面なんかは、ピアノの演奏で雰囲気を変えてみよう・・・とか。

 

 

楽しい感じと悲しい感じにしよう・・・という感じですか?

 

 

わかりやすいのはそんな感じですね。

 

 

LIVEでの演奏となると、毎回大幅に演奏が変わったりとかそういったことはあるんですか?

 

 

基本的な構成は、その作品に対して自分の解釈が変わらない限り変更はないんです。

でも、もちろん即興で演奏していますので、毎回全く同じではないですよ。

その時に来ていただいているお客様と一期一会的な部分もあると思います。

 

 

一期一会・・・。

素敵ですね!

次私が鳥飼さんの演奏で「カメラを持った男」を観た時にどのような演奏なのか、私自身がどう感じるか楽しみです!

 

ところで、日本ではサイレント映画というと「活動弁士」さんがすごく喋っているイメージも強いのですが、ピアノだけで生演奏するのは珍しいことなんですか?

 

 

活動弁士さんが入るのは日本で独自に発展した文化なんですよ。

弁士さんと、ピアノ、ヴァイオリン、トランペット等の洋楽器と太鼓、三味線などの和楽器で、和洋楽団のアンサンブルを構成していました。

ピアノだけなどの楽器での演奏は世界的にはスタンダードなんですよ。

 

 

そうなんですね!

 

 


 

始めたきっかけは引っ越し!?

 

 

ところで、鳥飼さんはもともとピアニストで、映画も好きだからこの道を進まれたんですか?

 

 

いえいえ!

実はそもそものきっかけといえば、引っ越しなんですよ。

 

 

引っ越しですか!?

一体何の関係が・・・。

 

 

たまたま、大阪に引っ越してきたときに近所に「Planet Plus One」さんという映画の上映室があって。

実はそんなに映画も特別好きじゃなかったし、打楽器をメインに演奏活動をしていました。

 

 

えっ!

何もかも予想と違います・・・。

 

 

そこで、チャップリンの映画の活弁イベントがあって、チラシに「演奏者募集」って書いてあったので面白そうだなと・・・。

 

 

そんな感じのスタートだったんですね!

 

 

 


 

次回作品のポイントを教えて下さい!

 

 

得意なジャンルとかはあるんですか?

 

 

得意かどうかは分からないけど、メロドラマや心情を追う映画、実験映画は相性悪くはないかな・・・

と思っています。

 

メロドラマ!

次回の

SILENT FILM LIVE #05『真紅の文字

なんかは、結構メロドラマ系じゃないですか?

 

ちなみにこんな感じのあらすじです。

 

*****************************

 

『真紅の文字』(1926/アメリカ/87分)

 

 
17世紀、厳格な清教徒が暮らすニューイングランドの村。
裁縫婦へスターは若き牧師ディムズデールと出会い、やがて愛し合った。
ディムズデールは布教のため暫く村を去るが、その間にヘスターは子を産み落とした。
布教の旅から戻ってくると、へスターの胸には姦淫を象徴する赤きの印が…。
リリアン・ギッシュが自ら映画化を熱望し、監督にスウェーデン出身のシェストレムを指名。
牧師役のラース・ハンソンとの名演に圧倒させられる傑作。
(協力:マツダ映画社)
 

*****************************

 

 

そうですね! 人間ドラマというか・・・。

でも初めて演奏する作品なんですよ。

この作品は、関西で上映されることがすごく少ないので、このチャンスは逃さないでほしいです!

 

 

他にお勧めのポイントとかあったら教えて下さい!

 

 

主演女優のリリアン・ギッシュと俳優ラース・ハンソン、そして監督のヴィクトル・シェストレムの組み合わせが素晴らしい!

特にリリアンのアップの表情の変化など素晴らしいのでぜひスクリーンでご覧になって下さい。

その表情に合わせての演奏がポイントになってくると思います。

 

 

 

 

 

 

色々とお話をありがとうございました!

最後にお写真だけお願いいたします!

 

 

(取材中のタリーちゃん)

 

 

 

鳥飼さん、色々とお話ありがとうございました。

 

次回は9月開催です。

ぜひ興味を持たれた方は早めにご予約を!

 

 


 

次回のSILENT FILM LIVEは、9/22(日)!

 

 

 

気になる方は、是非ご予約を!

 

 

 


 

 

【ゲストプロフィール】

鳥飼りょう

 

サイレント映画専門の楽士。

ピアノ、パーカッション、トイ楽器等を演奏。

2012年11月、Planet+1『西部の偉人 ウィリアム・S・ハートの全貌』でデビュー。

全ジャンルの映画に即興で伴奏をつけ、これまでに演奏した作品数は480以上。

映画に寄り添うその演奏は好評を博し、国内・海外の映画祭にも招聘されている。

2018年には神戸発掘映画祭にてフィルムアルヒーフ・オーストリア(オーストリア国立アーカイブ)により修復された『オーラックの手』デジタル復元最新版のワールド・プレミア上映で伴奏を務めた。

また、ダンスや朗読など他分野とのコラボレーションにも取り組む等、多彩な活動を展開している。

2015年12月よりPlanet+1の長編シリーズ「映画史〜映画の樹」でのサイレント映画の全伴奏を担当。

現在、最も上映会で演奏する楽士のうちの一人として関西を中心に活動している。

 

Facebook: https://www.facebook.com/ryotorikai.music/

Twitter : @ryo_torikai

 

 

 

 

タリーちゃんのシネマダイアリー TOPへ