こんにちは。
イラストレーターのtamakoです。
イヌメンZはバイクが大好きなワンちゃんですが、私もバイク業界を応援しております。
いろんな方のレース情報や写真などをひっそり拝見しては、あぁ勝ってる!とか、あ〜こんな大会があるのか!などブツブツ言いながら夜を過ごしております。
勝ってても負けてても、そこにあったドラマを勝手に想像し感激しています。
今日は、そんなバイクのお話です。
元MotoGPライダーの中野真矢さんにはつい最近イヌメンZが“東京モーターサイクルショー”でお世話になってましたが、実はその1ヶ月前イヌメンZと私は、埼玉にある本庄サーキットさんを訪れていました。
そこで見学させていただいたのは、この数年イヌメンZと私がすごく気になっていた『サイドカー』!
あの人造人間キカイダーが乗っていた『サイドカー』です!
スイッチ〜オン!ワン・ツー・スリー!です。
ゴーゴー・キカイダー!です。
-Wikipediaより-
(全作曲・編曲:渡辺宙明)
- ゴーゴー・キカイダー 歌:秀夕木、コロムビアゆりかご会
作詞:石森章太郎
特撮番組『人造人間キカイダー』オープニングテーマ。
私は47年生まれなのだけど、ウィキペディアを見て驚きました。
自分がリアルタイムに見ていたと思っていた人造人間キカイダーや、キカイダー01は再放送だったみたいです。
この生まれ年の47年に『8時だョ!全員集合』に対抗して生まれたのがキカイダー。
キカイダーと私同い年…
キカイダーでは、志保美悦子さん(ビジンダー)の足を見てドキドキした人も多いはず。
でも!
ビジンダー以上に私が幼心にガツン!と衝撃を受けたもの
それが『サイドカー』でした。
私の画力はさておき
サイドカーかっこいい!!
一番記憶にあるのは、なんだか緩やかな丘の向こうからやってくるキカイダー。
ガタガタ動いていた記憶があるのですが、それは違います。
キカイダーのサイドカーの最高時速は500キロだそうです。
あの世界の中野が戦った時速が300キロの世界。
優雅に見えたのに、そんなスピードカーだったなんて!
スピードよりもその優雅なフォルムが、なんとも言えない魅力だと思っていましたが…
そのサイドカーがスピードで競い合う世界を私達は知りました!
イヌメンZ、初めてのサイドカー体験
イヌメンZと私の周りにはライダーのお友達がたくさんいて、有難いことに色んなことを教えてくれます。
私はみなさんのバイクレースの写真を見たり結果を聞くのは大好きなのですが、正直バイクは全然詳しくありません。
以前は原付で六甲の山を走ってました。山を登るんで、夫にリミッターカットもしてもらって、いっぱしのバイク乗りになった気でいました。
でもその後すぐ、トラックに激突したのと、トンネルの入り口で大転倒したのをきっかけに、少しづつスピードを出さないことがバイクのルールになっていました。
ある日、青いサイドカーが優雅に道路を走ってるのを見た時、声をあげてしまいました!
「すごい!サイドカーが走ってる!」
サイドカーの魅力って、やはりもうその存在じゃないでしょうか?
自由自在に走れるバイクに、わざわざ横にもう一人の席が取り付けてある…
どうして??
サイド部分は、完全にデートのお相手か、戦うために連れていく人しか乗れない助手席だと思ってました。
だからその青いサイドカーを見た時、私は心底羨ましかったんです。
「乗ってみたい!」
妄想では運転する夫と、寄り添う自分です。
私の夫はそんな風に私をバイクに乗せてバイクデートするようなタイプの人ではないので、全くありえない妄想だったのですが、私の中でその青いサイドカーはいつまでもいつまでも色褪せなかったのです。
そんなある日、仲良しのトミーさんがサイドカーのレースに出ていることを偶然知りました。
撮影:川野 紘史
え!!!
シュッとした男前のトミーさん。
いい感じの緩さが魅力のトミーさんが、こんな激しいバイクレースに???
で、トミーさんはどっちなんだろう??
お写真を拝見するたびに、何から聞いていいかわからず、とにかくトミーさんにまたサイドカーを見せてください!とお願いしていると、後日こんなお声がかかりました。
tamakoさん、埼玉の本庄サーキットで大きい方のサイドカーの練習会があるんですよ。
え!行きたいです!
大歓迎です!
マシンも間近で見られるから、どうぞ来てください!
トミーさんが紹介してくれたのは、日本レーシングサイドカー協会会長の渡辺正人氏。
全日本を何度も制し、海外の有名なレースに何度も挑んできた日本のレーシングサイドカーを牽引するすごいお方なんです!
当日は、渡辺会長もサーキットでお会いできるとのこと!
そんなすごいお方が…(ドキドキ)
失礼のないようにしておかなきゃ…
tamako先生、もちろんサイドカーの勉強はバッチリなんだよね??
・・・
大丈夫、当日はしっかり者のタリーちゃんが一緒だから…
とにかく私たちはせっかくの機会ですもの。
サイドカーをいっぱい見せていただきましょう!ふふふ。
あ、私、娘も連れて行きます(遠足気分)
じゃ、タリーちゃんお願いします。
ここからやっとタリーのレポートです
イヌメンZ一行が向かったのは、本庄サーキット。
到着すると、すでにたくさんのサイドカーがズラリ!と並んでいて、イヌメンZたちは大はしゃぎです。
かっこいいな〜!
男のロマン!!
こんにちは!
今日はよろしくお願いします。
tamako先生の娘さんも、一緒に見学させていただきます!
イヌメンくん、こんにちは!
さっそく渡辺会長を紹介するね!
ドキドキ。
イヌメンZは渡辺会長とついにご対面、そしてそこで『レーシングサイドカーレース!』のお話をいろいろさせて頂きました。
イヌメンZも横に乗る人を『パッセンジャー』と呼ぶことは知っていたけれど、そのパッセンジャーが全身を使った体重移動でマシンのバランスをコントロールしていたと聞いてびっくり。
サイドカーレースのサイドはtamako先生が妄想しているような楽チンな場所では全然なくて、とても重要なポジションなんですね!
なんだか奥が深いサイドカー。
イヌメンZ達はトミーさんの案内で、サーキットに並ぶサイドカーを見学させてもらいました。
イヌメンくん、あそこを見てください。あの赤黒ラインのマシンはね
渡辺会長がマン島TT100周年記念大会に出場した時のマシンなんだよ!
え!すごい!
こ、これですか!?実物??
(すげ〜!)
乗ってみますか?
え!(俺が?)
ご好意で、なんとサイドカーに乗せてくれることに!
一気に緊張がイヌメンZを襲います。
ボケなくていいから…
はい…
すっ・・・
(にっこり)いいですね!
絶対にサーキットではふざけないで!とtamako先生に釘を刺されていたイヌメンZでしたが、真面目に乗るとこんな感じでした。でも彼はこの時、こう思っていたと後に語ります。
『俺、パッセンジャーに向いてるかもしれない』
誰も突っ込まなかったけれど、でもサイドカーの魅力にすっかり引き込まれた様子のイヌメンZ。
せっかくだから、ドライバーさんと2ショットも撮りたいです。
こらイヌメン!厚かましい!
笑。
では現在のマシンオーナーさんにお願いしましょう。
ありがとうございます!
ありがとうございます!
この小さいマシンもレース用のサイドカー!
入門クラスとして小さなサーキットでレースをしているそうです。
イヌメンZはみ出してますね。笑。
あ、ちゃっかりちびっこも!
ありがとうございます!!
イヌメンの足!笑
なんとか乗れました〜
そんなこんなで、あっという間に時間が経って、サイドカーの皆様にお礼を言いながらお別れすることに。
今度はレースも見てくださいね!
もちろんです!
誘ってください!!
駆け足でしたが、大・大・大満足のサーキット見学になりました。
よかったね、イヌメンZ!
サーキットで出会った皆様、
突然の訪問にもかかわらず神対応ありがとうございました!
「また、社長のお出かけに同行できることがあればレポートいたしますね!
トミーさんはパッセンジャー。
背は大きいけど痩せてるわね…
体重は重い軽い、どっちがいいのかしら。
またいろいろお話聞きたいわ!
それではまた!タリーでした。」
帰宅してから、トミーさんからLINEで貴重なお写真を見せていただきました。
渡辺会長のマン島でのサイドカーレースの貴重なお写真。
トミーさんによると、日本ではサイドカークラスがあること自体が知られていないけど現地ではバイクに劣らぬ人気のあるクラスだそうです。
アクセル全開で1周20分ほどかかるコースを3周もするんですって!
渡辺会長が参戦した時の実際のお写真がこちらです。
今走っているマシンの中には世界GPで走っていたマシンもいるそうです。
エンジンを載せ替えてるんですって。
なんだかすごいことをサラッと聞いて、もうなんと返答すれば良いやら!
この魅力的なサイドカーの世界!
たくさんの方に、サイドカーのレースを応援して欲しいですね。
===—===—===—===—===—===—===—===—==
本庄サーキット
住所:埼玉県本庄市児玉町高柳883
TEL:0495-72-9611
本庄サーキットwebページはこちら → ★
本庄サーキットFacebookページはこちら → ★
===—===—===—===—===—===—===—===—==
JRSA/日本レーシングサイドカー協会
-Facebookページより抜粋-
JRSA/日本レーシングサイドカー協会(Japan Racing Sidecar Association)は、日本の新たなレーシングサイドカー組織として2001年の8月発足いたしました。JRSAは、これまでフルスケールサイズサイドカーにより活動を行ってきたJRSU(Japan Racing Sidecar Union)と、F4ミニサイドカー競技団体であるRKA(Racing Kneeler Association)が統合したものです。JRSUは日本で過去30年余りの歴史を持っているレーシングサイドカー団体でありましたが、これからのF4クラスを含んだサイドカーレース及び選手の活性化させる目的で統合されました。
JRSAは、サイドカーモータスポーツを通じてモータスポーツ界及び社会に貢献し、且つ健全な人間育成を推進することを目的としています。
日本レーシングサイドカー協会webページはこちら → ★
JRSA/日本レーシングサイドカー協会Facebookページはこちら → ★
===—===—===—===—===—===—===—===—==
お出かけレポートの最新記事
-
CATEGORY : 読みものUPDATE : 2020/02/19
-
CATEGORY : 読みものUPDATE : 2019/11/27
-
CATEGORY : 読みものUPDATE : 2019/11/13
-
CATEGORY : 読みものUPDATE : 2019/11/02