こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。

 

今回ご紹介する作品はいつかの君にもわかることです。

この作品、涙なしでは観られなかったんですけど。

特にお子さんを持つ方はハンカチ必須!

 

 

それでは、タリーちゃんと一緒にご紹介していきます!

 

 

 


 

 

 

子供を残す時、何ができるのか?

 

 

 

この作品は、余命わずかのシングルファーザーが、幼い子供のために「新しい家族」を探していく・・・というのが大まかなストーリーなんだけど、ホント、いろいろ考えさせられる作品でした。

 

 

 

そうですよね〜。

また息子のマイケルがめちゃくちゃ可愛いくていい子!

応援したくなる親子なんです。

 

 

地域の皆さんも、事情を知っているからかすごく温かい目で見守っているし、ソーシャルワーカーのショーナも必死にサポートしてて。

静かな作品なんですかど、じんわり来るシーンが多かった!

 

 

親子で遊ぶ姿も可愛かった!

でも、だんだんお父さんのジョンが弱っていくのがわかって、もう泣けてきて・・・。

 

 

本当にね、自分がこういう状況になったときに、子供に何を残してあげれるのか、考えるきっかけになる作品よね。

ジョンだってまだ33歳。

本当だったら、子供どころか結婚もまだで働き盛りの人だって多いはず。

でも病気っていつ誰がかかるかわからないので、色々と備えておきたいなあとも思いました。

 

 

お子さんのいる方は特に胸打たれて考えさせられる作品だと思いました。

自分の判断がただいいのかどうか苦悩するジョン・・・見ていて辛かった。

 

 

辛いシーンばっかり語ってしまいましたが、本当の親子かと思うほど、ジョンとマイケルの暮らしぶりは仲良くて微笑ましいです。

親子愛!

静かな作品ですが、心に残るシーンが満載ですよ。

 

 

 

 


 

 

 

静かだけどドラマチック

 

 

改めまして、ポプコレスタッフ・ハナコです。

 

この作品の中で一番大きなテーマは、「養子縁組」。

父親であるジョンの死期が迫っている状況で、息子であるマイケルの新しい家族を見つけなければいけない。

どうやらジョン自体も子供時代に恵まれた環境ではなかった様子。

 

「自分と同じになってはならない」

 

そう何度も言っています。

 

この作品の舞台が、イタリアなのか、イギリスなのかわからないので、その国の養子縁組制度がどうなのかわからない(それどころか日本の制度も詳しくない)のですが、候補の家族のもとにソーシャルワーカーとともに、ジョンとマイケルふたりとも行っているのには驚きました。

 

4歳とはいえ、マイケルもなんで色んな人に会わなければいけないのか疑問に思っている様子。

でもジョンには時間がないので、見ているこっちまで焦ってしまいました。

 

(どうか、ジョンが納得できる養父母に出会えますように。そしてマイケルが幸せになりますように)

 

これ、観ている誰もが祈らずにはいられないと思う!

ジョンと同じ目線でいろんな家族を訪問するたびに「この家族はだめだな」とか「ここだったら大丈夫かな?」と考えてしまいました。

 

とても静かな作品ですが、その内容は本当に濃い!

子供を残さないといけない父の気持ち、なんとなくいろんなことを察知している様子の幼い息子、状況をわかっていながら温かく見守っている周りの人々、養子を迎えようとする家族たち。

 

そのすべてはドラマチックなストーリーがあると思うのですが、過剰な演出は一切なく、可能な限りそぎ落としている感じ(でも足りないわけではない)が、私的にはとても良かったです。(余計泣けました)

 

 

『アメリ』でもでてくるけど、この外国映画で出てくる証明写真の楽しい使い方好きです!

実際パリでやってしまった・・・。

 

 

 


いつかの君にもわかること

 

 

余命わずかなシングルファーザーが息子に遺す<新たな家族>とは――
実話から生まれた希望と感動の物語

 

 

窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。

シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。

理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。

そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。

(公式WEBサイトより引用)

 

 

 

私的にツボだったのは、マイケルの服に描かれているキャラクターのイラスト。

なんだか可愛くてほのぼのしますよ。

 

 

 

=== DATA ===

 

監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ

出演:ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンズ

 

 

2020年/イタリア、ルーマニア、イギリス/原題:Nowhere Special/G/95分

提供:木下グループ/配給:キノフィルムズ

© 2020 picomedia srl digital cube srl nowhere special limited rai cinema spa red wave films uk limited avanpost srl.

 

https://kinofilms.jp/movies/nowhere-special/
2月17日(金)〜 全国順次公開

3月10日(金)〜 アップリンク京都、  シネ・リーブル梅田シネ・リーブル神戸他で公開

 

 

 

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