こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
さて、今回ご紹介する作品は『ゴヤの名画と優しい泥棒』です。
この作品、なんと実際に起こった事件がもとになっている作品なんですよ!
本当にイギリスのロンドン・ナショナル・ギャラリーから盗まれたゴヤの名画『ウェリントン公爵』を題材にしています。
もうこれだけで、気になりません?
それでは、タリーちゃんと一緒にご紹介していきます!
ただ盗むだけじゃないんです。(それが目的じゃない)
この作品、まさかの実話を基にしているらしい。
本当に盗んじゃったんだって。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーから。
今だったらいろいろ防犯システムも作動しているだろうから難しいと思うけど、1961年だったので、可能だったのかも。
でも、この作品はスパイ映画でも探偵ものでもないので、事件自体がメインではないですよね?
むしろ最後の裁判のシーンが一番見所だと思います!
それ本当に言えます!
ケンプトンのおしゃべり絶好調!
よく見るアメリカの裁判シーンとも違い、1960年代イギリスの法廷シーンは必見です。
困りません? こんな旦那
改めまして、ポプコレスタッフ・ハナコです。
いや、ほんま妻目線で見てしまうと、こんな旦那マジで困ります。
世間的には素晴らしい人と思われているかもしれませんが、仕事してないんですよ!
「BBC映らなくてもいいやん! とりあえず、あんた働いてよ」
と、私が妻であれば声を大にして言いたい。
お詫びのティーセット持ってこられたとて、許しがたいでしょ。
それでも、長年連れ添った夫婦ならではの距離感というか、許しがたいけど許しちゃっているというか、ここら辺の演技力が素晴らしいですね。
この事件そのものではなく、娘の死であるとか、家族の在り方とか、とても深い部分も繊細に描かれている『ゴヤの名画と優しい泥棒』。
主人公・ケンプトン役のジム・ブロードベント、妻・ドロシー役のヘレン・ミレン。
この2人の演技に大注目です!
ゴヤの名画と優しい泥棒
197年の歴史を誇る〈ロンドン・ナショナル・ギャラリー〉で起きた、
フランシスコ・デ・ゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件。
それは、名もなきタクシー運転手の人生を懸けた大勝負だった―
世界中から年間600万人以上が来訪・2300点以上の貴重なコレクションを揃えるロンドン・ナショナル・ギャラリー。
1961年、“世界屈指の美の殿堂”から、ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。
この前代未聞の大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。
孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。
彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。
しかし、事件にはもう一つの隠された真相が・・・。
当時、イギリス中の人々を感動の渦に巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とは−!?
監督は2021年9月、惜しまれながら逝去し、本作が長編遺作となった『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル。
名画で世界を救おうとした男が、人々に優しく寄り添う姿を描く、爽やかな感動作が誕生した。
監督はあの『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル!
私、この『ノッティングヒルの恋人』大好きなんです。
もちろん、このラブコメ最高峰の作品とは違いますが、今回のこの作品も素敵です。
彼の長編遺作なんて信じられない。
久々に監督作品をいろいろ観返そうと思います。
=== DATA ===
監督:ロジャー・ミッシェル
出演:ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド、アンナ・マックスウェル・マーティン、マシュー・グード、ジャック・バンデイラ、エイミー・ケリー、シャーロット・スペンサー
2020年製作/95分/G/イギリス
原題:The Duke
配給:ハピネットファントム・スタジオ
https://happinet-phantom.com/goya-movie/
2月25日(金)より、TOHOシネマズ西宮OS、 TOHOシネマズ梅田、 京都シネマ、他で公開
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