こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
さて、今回ご紹介する作品は『犬部!』です。
実はわたし、昔動物病院で働いていたことがありまして、
めちゃくちゃ当時のことを思い出してしまいました。
こういった作品をたくさんの方に観ていただきたいとわたしは思います。
(若かりし頃のしょっぱいおもひで)
わたしの思い出はさておき、タリーちゃんとご紹介させていただきますね。
可愛い犬たちと過酷な現実
ハ、ハナコさん。
ずっと泣いてましたけど。
大丈夫ですか?
(ぐずっ…)
タ、タリーちゃん。
私、実は昔、獣医になろうかと思っていたのよ。
なので、なんかいろいろ思い入れが強すぎて。
今回ご紹介する『犬部!』は、実際に獣医大学でのサークル活動で殺処分ゼロを目指して動物保護活動をされていた学生さんのお話をベースに作られた作品なんです。
もちろん、可愛らしいワンちゃんや猫ちゃんがたくさん出てくるんですが、ただ可愛いだけでなくて、今の日本の現状も描かれています。
それは、多頭飼育崩壊だったり、保健所に連れて行かれた犬たちの行末だったり、目をそらしてしまいがちの問題をしっかり描いているのです。
林遣都くん演じる颯太が主人公なんですが、彼は全ての犬たちを救いたいと奮闘するんです。
もちろん、その行動は素晴らしいんですが、なかなか難しい現実も。
その壁にぶち当たってもブレないんですよね〜。
憧れるけど、なかなか勇気が湧かないですよね。
私は、颯太の周りにいる友人たちの方が人間味があって共感できました。
そうなんです!
この作品の肝は、ただ学生さんがボランティアでわいわい良いことをやっているで終わりではなく、その先を描いているところなんですよ。
もちろん、犬好きの方は出演しているワンちゃんたちにメロメロになると思います!
名演技!
私と同じ名前の「花子」ちゃんも出てきます。
また、青い空と緑の大地、そこに白い犬という描写も美しいです。
ぜひ大きなスクリーンで、豊かな自然と可愛い犬たちをご覧になってください。
難しい映画だと思わないで、多くの人に観て欲しい
改めまして、ポプコレスタッフ・ハナコです。
今回わたし、この作品を観ていろいろ考えさせられてしまっております。
とはいえ、変に想いの丈を描きすぎても熱量が強すぎますので、
「動物大好き! ハナコ的見逃せないシーン3選」をお伝えします。
シーン1「颯太の愛犬花子 のファッション」
颯太と常に行動を共にする愛犬花子ちゃん。(同じ名前なので、愛着が湧きます)
時にバンダナを巻いたり、首輪だったり、ファッションとはちょっと違いますが、クッションの上に可愛く座っていたり。
イラストにも描いていますが、颯太の通勤スタイルの抱っこ鞄可愛いです。
犬飼って一緒に通勤したい!
シーン2「大学時代の秋田くんのTシャツ」
ひょんなことから一緒に犬部を始めることになった秋田くん。
彼の学生時代のTシャツ!
動物愛に満ち溢れていて、とってもいいです。
メガネの秋田くんのTシャツですよ。
お見逃しなく!
シーン3「青空と緑あふれる大地、そこに白い犬たち」
特に学生時代のシーンでは、青森の獣医大学ということもあって、緑豊かな土地に青空が広がっているシーンが印象的でした。
しかもそこにいるのは白い犬、花子。
柴崎の愛犬太郎くんは柴犬なのでちょっと茶色いですが、
研究室から逃げ出してきたニコも白い犬でした。
いろいろ辛い現実のシーンもありますが、こういった美しいシーンがあってほっと一息。
いかがでしたか?
これらは、私のおすすめシーンでしたが、ぜひ皆さん実際にご覧になってお気に入りのシーンや、犬でも人でもいいので「推し」を見つけてくださいね!
あまり難しいことを書いてしまうと、「社会派映画」なのかな? 難しいのかな? と思われてしまうかと思いまして、あえて、少しゆるめにオススメさせていただきました。
『犬部!』は、今学生さんの方には、「こういった先輩たちもいるんだ」という道しるべになる作品だと思いますし、社会人になった方には、学生の頃の真っ直ぐな気持ちを思い出す作品だと思います。
親になったら、子供にも観て欲しいと思う作品で、一緒に子供たちと考える良い機会になるのでは?
犬好きな方も、そうでない方も、ぜひご覧になってください!
美しい人たちは全くうまく描けない法則に見事はまっています。
さらに、好きすぎる動物もうまく描けない法則ができました。
それぞれの素晴らしさは、映画を観てご確認ください……。
犬部!
溢れるほどの愛でしか、
世界は変わらない
青森県十和田市に、一人の変わり者がいた。
花井颯太(林遣都)22歳、獣医学部の大学生。
子どもの頃から大の犬好きで、一人暮らしのアパートには保護動物がぎっしり。
周りからは変人扱いされても、目の前の命を救いたいという一途な想いで保護活動を続けていた。
ある日颯太は、心を閉ざした一匹の実験犬を救ったことから、ひとつでも多くの命を救うため、動物保護活動をサークルにすることを思いつき「犬部」を設立。
颯太と同じく犬好きの同級生・柴崎涼介(中川大志)らが仲間となり動物まみれの青春を駆け抜け、それぞれの夢に向かって羽ばたいていった。
颯太はひとつでも多くの命を救うため動物病院へ、そして柴崎は動物の不幸な処分を減らすため動物愛護センターへーー。
「犬部」から16年後。
獣医師となっても一途に保護活動を続けていた颯太が逮捕されたという報道をうけて、開業医として、研究者として、動物愛護センター所長として、それぞれの想いで16年間動物と向き合ってきたメンバーたちが再集結するが、そこに柴崎だけがいなかった……。
ハナコさんははっきり書いていませんでしたが、彼女は後半で出てくる「六ろう」という犬が推しのようです。
私は、やはりカッコいい大学生が犬と戯れているのが目に優しかったです。
=== DATA ===
監督:篠原哲雄
脚本:山田あかね
原案:片野ゆか「北里大学獣医学部 犬部!」(ポプラ社刊)
出演:林遣都、中川大志、大原櫻子、浅香航大、田辺桃子、安藤玉恵、しゅはまはるみ、坂東龍汰、田中麗奈、酒向芳、螢雪次朗、岩松了
配給:KADOKAWA
2021年製作/114分/G/日本
7月22日(木)より、TOHOシネマズ梅田、OSシネマズミント神戸、 TOHOシネマズ二条、他で公開
劇場情報はこちらからどうぞ! → ★
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