こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
さて、今回ご紹介する作品は『ブータン 山の教室』です。
みなさん、“ブータン”ってどんな国かイメージ湧きますか?
私の中でブータンは中央アジア(?)で、
国王夫妻がとっても美形で
世界一幸せな国
というイメージです。
だからと言って、世界地図でどこにあるのかとか、
主要な産業は?
世界一幸せってどういうこと?
とか、ここら辺の詳しいこと全く思い浮かばないわけです。
この作品では、そんなブータンの昔ながらの美しい姿と、
ブータンのイマドキの若者の姿が描かれています。
それではタリーちゃんとご紹介させていただきますね。
変わりゆくブータンと、昔ながらのブータン
この『ブータン 山の教室』を観て、私今更ながら先生になりたいって思っちゃいました。
確かに。
純粋で可愛い子たちがたくさん出てきたので、教育って素晴らしいなあと実感できる作品でしたよね。
ブータンの今時の若者の先生・ウゲンが主人公で、もう彼が全然やる気のない先生なんですよ!
ずっとヘッドフォンで音楽聴いてて、スマホいじって、“オーストラリアで歌手になるのが夢”っていう、いわゆる今時の若者。
そんな彼が、ブータン人でもびっくりするくらい山奥にある村・ルナナにイヤイヤ赴任するところから物語は始まります。
いや〜。
絵に描いたような若者でしたね、ウゲン。
でも、ルナナに行きたくない気持ちもわかります。
だって、最寄りのバス停から、歩いて8日間もかかる標高4,800メートルもあるところなの!
絶対行きたくない。
でも、とにかく風景が美しいです。
これは大きなスクリーンで絶対見て欲しい。
そして、こんな今時の若者ウゲンがどうなってしまうのか。
僻地にある村ゆえ、教育の機会に恵まれないルナナの人々に大歓迎されるウゲン。
戸惑ってましたよね。最初。
そうそう。
いや〜、とにかく癒される作品でした。
心が疲れている皆さん、ぜひ劇場で観て心洗われてリフレッシュしましょう!
変わらない生活と、変わっていく人々
改めまして、ポプコレスタッフ・ハナコです。
今回の作品、本当に心洗われました。
疲れ気味の方に本当にオススメです。
ただ寝てしまうかもしれないので、その点はご注意を。(超癒し系なのです)
この作品のポイントは、とにかく変わり行くブータンの姿が垣間見られることです。
若者代表ウゲン先生は、ブータンの首都ティンプーで夜遊びするし、スマホだって使いこなすイマドキの青年。
正直言いまして、私のブータンのイメージは、辺境の地ルナナでの暮らし。
そこでは、昔ながらの生活が行われており、民族衣装的な服を着た村人の皆さんが暮らしています。
子供達は学びたいのに学べない。(先生がこないし、教材もない)
でもすごく純粋で、観ていて心が洗われるのです。
こんなにまっすぐな目で先生と慕われると、先生になりたいと一度も思ったことのない私でも先生になりたくなっちゃう……。
こんな生徒たちの前で少しずつ変わっていてくウゲン先生をどうぞみんなで見守りましょう。
教室で大きなヤクと同居するのですが、ちょっと羨ましい。
実際に一緒に生活すると、匂いとか色々大変そうですが。
ブータン 山の教室
思いがけない場所で見つけた、
生きることの喜び
現代のブータン。
教師のウゲン(シェラップ・ドルジ)は、歌手になりオーストラリアに行くことを密かに夢見ている。
だがある日、上司から呼び出され、標高4,800メートルの地に位置するルナナの学校に赴任するよう告げられる。
一週間以上かけ、険しい山道を登り村に到着したウゲンは、電気も通っていない村で、現代的な暮らしから完全に切り離されたことを痛感する。
学校には、黒板もなければノートもない。
そんな状況でも、村の人々は新しい先生となる彼を温かく迎えてくれた。
ある子どもは、「先生は未来に触れることができるから、将来は先生になることが夢」と口にする。
すぐにでもルナナを離れ、街の空気に触れたいと考えていたウゲンだったが、キラキラと輝く子どもたちの瞳、そして荘厳な自然とともにたくましく生きる姿を見て、少しずつ自分のなかの“変化”を感じるようになる。
ハナコさんのイラストにも描いてありますが、ヤク飼いのセデュの衣装、めちゃくちゃ可愛かったので注目です!
マントみたいに羽織ったストール(ウールであったかそう)を留めるアクセサリーやネックレス、ピアスなど、アクセサリー使いがおしゃれでした。
そして、もちろん生徒たちの可愛さといったら!
学級委員のペン・ザムちゃん始め、みんな本当にルナナの子供たちのようです。
え〜!
すごい演技力にびっくりです。
=== DATA ===
監督・脚本:パオ・チョニン・ドルジ
出演: シェラップ・ドルジ、ウゲン・ノルブ・へンドゥップ、ケルドン・ハモ・グルン、ペム・ザム
配給:ドマ
2019年製作/110分/G/ブータン
4月3日(土)より全国順次公開
4月30日 シネ・リーブル梅田
5月7日 シネ・リーブル神戸
4月30日 京都シネマ
劇場情報はこちらからどうぞ! → ★
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