こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
今回ご紹介する作品は「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」。
こちらの作品は、元ウルグアイ大統領であるホセ・ムヒカ氏を追うドキュメンタリー作品です。
彼は「世界一貧しい大統領」と言われていたのですが、その生き方は現代を生きる人々の心を打つものでした。
・・・ムヒカさん、国連のスピーチでとってもいいこと言っていましたね。
「インド人がドイツ人と同じくらい車を持つようになったら、地球はどうなりますか?」
「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、限りなく多くを必要とし、もっともっと欲しがることである」
・・・私、とっても貧乏だわ。
私も。
でも、一見とても優しい人のいいおじいちゃんな感じなのに、やるときはやるって感じで、眼光鋭い時があったわ。
若い頃の写真とか作中に出てきたけど、軍事政権下だった当時のウルグアイで、武装極左都市ゲリラ組織に所属していたし、ただものじゃないよね。
でも、「自分たち国民のために国を変えていこう!」という強い思いがあって、そういった経歴を知ると余計にあのスピーチが染み入る感じだわ。
本当に。
彼のスピーチは絵本にもなっていますので、こちらもチェックしてみたいと思います!
改めまして、ポプコレスタッフハナコです。
恥ずかしながらこのムヒカ元ウルグアイ大統領について、私の知識は全くない状態で、この作品を観たんです。
この作品は、田部井監督が生まれたばかりの我が子と対面するシーンから始まるドキュメンタリー映画です。
日本の病院で、日本人の子供が生まれたことっと、ウルグアイの元大統領。
いったいどんな関連があるのか全くわからない状態でしたが、ナレーションで我が子に「ホセ」とホセ・ムヒカ氏から名前をもらったという監督の話を聞いただけで、彼がどれだけムヒカ元大統領のことを想っているのかがわかりました。
次のシーンはムヒカ元大統領の国連会議でのスピーチの場面。
現代の消費社会の痛烈に批判し、人類にとっての幸せとは何か当素晴らしい内容で、多くの人の心を打つ内容でした。
さっきタリーちゃんとも話しましたが、
「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、限りなく多くを必要とし、もっともっと欲しがることである」
私自身もこのスピーチを聞いて心打たれましたが、私自身の欲の深さはもちろんわかっています。
ほしいものはたくさんあるし、便利な生活もやめられません。
でも、こういったことを考えるきっかけになる良い作品だと思います!
今回のイラストは、あまりにも波乱万丈すぎるムヒカ氏の人生すごろく。
全部別人かと思うほどのすごすぎる人生。
でも、全てにおいて信念はひとつですね。
「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」
ベストセラー絵本を生み出した感動のスピーチから8年。
ムヒカが日本人に伝えた’’いのちの言葉’’とは
2010年から5年間、南米の小国ウルグアイの大統領を務めた第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ。
彼は、収入の大半を寄付、公邸に住むことを拒み、愛妻と愛犬と共に小さな農場で質素な暮らしを続けた。
そんな姿から、敬意を込めて“世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれている。
ムヒカの名を世に知らしめたのは2012年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連持続可能な開発会議での名スピーチ。
先進国の大量消費社会を強く、しかし優しい口調で批判。彼の言葉はたくさんの言葉に翻訳され、世界中の多くの人々に影響を与え、日本では「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)という絵本になり、ベストセラーを記録した。
ムヒカのスピーチに大きな影響を受け、取材を重ねることから始まったムヒカと日本人若手監督の不思議な交流。
ムヒカが日本に贈ってくれた、あふれるほどの愛に満ちた感動のメッセージの数々は、これからを生きる私たちの道しるべとなるだろう。
今のこの新型コロナウイルス感染症でパニックになった世の中だからこそ、是非多くの人にに見ていただきたい作品だと思いました。
=== DATA ===
監督:田部井 一真
出演:ホセ・ムヒカ、ルシア・トポランスキー
主題歌:「uzu」三浦 透子
作曲・編曲 森山 直太朗
2020年製作/98分/G/日本
配給:KADOKAWA
10/8(金)より、 神戸国際松竹、他順次公開
劇場情報はこちらからどうぞ! → ★
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