こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
今回ご紹介する作品は「グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜」です。
この作品、あの太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチ(ポプコレでも以前ご紹介した「星くず兄弟の新たな伝説」の脚本も手がけている方です)が独自の視点で描いたコメディ。
戦後の復興期を舞台にしていて、レトロなファッションやインテリアにも注目の作品です!
小池栄子さん……。
彼女、めちゃくちゃスタイルいいし、ギャップがすごかった!
普段はドロッドロ格好で、顔にもたくさん汚れが付いているような状況なのに、めっちゃオシャレして出かけるときもあるんですよね〜。
登場してくる女性はめちゃくちゃ可愛い格好の人が多いし、でも大泉洋さんのスーツ・丸メガネ・帽子も3点セットもなかなか素敵で……。
もちろん内容もコミカルなシーン多数!
笑っちゃいました、本当に。
前半の感じと、後半の感じがまた全然違うんですよ。
「え〜!」ってどんでん返しもあるこの作品、今週2/14金曜日公開ですので、ぜひご確認ください!
とにかく「“小池栄子”を観ろ!」
改めまして、ポプコレスタッフハナコです。
今回の作品は「グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜」です。
さっきタリーちゃんとの会話でも言っていますが、この作品、とにかく“小池栄子”に尽きます!
もちろんグラビアやっている頃から知っていますし、バラエティでも女優としてドラマや映画に出ているのも知っていますが、この作品ではとにかく
「“小池栄子”を観ろ!」
と言いたい。
闇市での担ぎ屋として泥まみれになって働く小池栄子演ずるキヌ子は、ガラガラのカラス声できったない手ぬぐいのほっかむりをして、顔も服もきったないのです。
大食いでお金に執着を見せ、がめつい彼女は仕事を終えると、とってもおしゃれをして映画を観に行く。
誰もが振り返る美人に変身なのです!
しかも、本当にキレイ!
スタイル抜群で、どんなファッションも着こなすのです。(喋ったら、やっぱりカラス声だけど)
さて、この物語は妻を青森に疎開させている間に3人もの愛人を作っていた大泉洋演じる文芸誌の編集長・田島が、改心して愛人を別れるためにキヌ子に妻役をお願いして一人ずつ愛人にあっていくお話なんですが、出てくる愛人は全員超美人!
田島曰く「自分から入ってない。女性から言い寄ってくる」とのことですが、なんかこの感じ「太宰治の作品っぽい〜」と思ってしまいました。(そこまで読んだ事はないのですが。太宰ファンの方すみません)
ただしこの田島、お金は持っていますからね。
そういう意味でもモテたんでしょうか?
白い麻のスーツにハットをかぶって丸メガネ。
親戚で集まった時に聞く、「戦後めちゃくちゃ儲かっていた親戚のおじさん」も同じような格好をしていたとか聞いたことがあったので、この時代の成功者の証だったのかもしれませんね。
前半の田島とキヌ子の掛け合いは観ていてとっても面白く、後半は一転して雰囲気が変わります。
後半の話、観た人と話したい〜。
どうぞ皆さん、劇場でお確かめください。
イラストの描き方変えてみました。
伝わるかしら? 私の想い。
「グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜」
ダメ男×パワフル女
水と油の二人によるニセ夫婦の企みが始まる!?
戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。
闇稼業で小金を稼いでいた文芸誌編集長の田島周二は、優柔不断なくせに、なぜか女にはめっぽうモテる。
気づけば何人もの愛人を抱え、ほとほと困っていた。
そろそろまっとうに生きようと、愛人たちと別れる決心をしたものの、別れを切り出すのは至難の業。
一計を案じた田島は、金にがめつく大食いの担ぎ屋・キヌ子に「嘘(にせ)の妻を演じてくれ」と頼み込む。
そう、キヌ子は泥だらけの顔を洗えば誰もが振り返る女だったのだ!
男は女と別れるため、女は金のため―。
こうして、水と油のような二人による“嘘(にせ)夫婦”の企みが始まった。
没後70年を経てもなお人気の衰えない昭和の文豪・太宰治。彼の未完の遺作を、鬼才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させ、2015年舞台化。
情けないのになぜかモテるダメ男・田島役に大泉洋、美貌を隠し我が道を生きるパワフル女・キヌ子には、舞台版で同役を「当たり役」とした小池栄子という最強キャストを得て、新たな魅力に満ちた人生喜劇映画として生まれ変わった!
とにかく皆さんお美しい!
そして、男性も女性も帽子をうまく取り入れたファッションが本当に可愛いんです。
それぞれの個性にあった衣装と役者さんの演技に感心させられっぱなしでした。
=== DATA ===
監督:成島出
原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江
2019年製作/106分/G/日本
配給:キノフィルムズ
2/14(金)より、大阪ステーションシティシネマ、 神戸国際松竹、他にて公開
劇場情報はこちらからどうぞ! → ★
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