こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
なんとほぼ1ヶ月ぶりの映画の作品紹介です。
映画好きの方、申し訳ありません!
色々、バタバタしておりまして……。
久々、映画紹介に気合の入っている私とタリーちゃんです。
さて、今日ご紹介する作品は「ベル・カント〜とらわれのマリア〜」です。
しかもすみません!
すでに11月15日から公開しています。
みなさん、すでにご覧になっている方、気になっていた方いらっしゃるとは思いますが、今回の作品紹介にお付き合いくださいませ。
この作品、原作はAmazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーにも輝いたアン・パチェットのベストセラー小説「ベル・カント」を映画化したものです。
1996年ペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の予期せぬ交流を描いたストーリーです。
私、もちろんこの事件を知っているのですが(ああ年齢がバレますかね)、印象に残っているのは当時のフジモリ大統領の姿と、突入して犯人が射殺されたこと。
そのことを知っている状況で、この作品を観るのはなんとなく結果が分かっているだけに切ない。
そんな中で、この作品の核となっているのは、ジュリアン・ムーア演ずるオペラ歌手ロクサーヌ・コスの存在です。
彼女は世界を代表する歌姫でその美しい歌声は、敵も味方も全ての人々を魅了。
年若いテロリストたちの気持ちをも和らげる存在感で、素晴らしい音楽は全ての人に伝わる、心を動かすことができるんだと思いました。
そして、語らなければいけないもう一つのことは、このアメリカの作品にしっかりとした印象と存在感を残した渡辺謙と加瀬亮の両日本人俳優です。
日本のビジネスマン「ホソカワ」演ずる世界のケン・ワタナベ。
こんな品のある日本人ビジネスマン、いるんでしょうか?
というくらい、ジェントルマンで素敵な人物として描かれています。
また、通訳「ゲン・ワタナベ」(なぜこのネーミング!?)加瀬くんの流暢な英語とスペイン語!
改めて海外における語学の大切さを実感……。
ご紹介遅くなってしまいましたが、ぜひ映画館で観ていただきたい作品です。
それではタリーちゃんの映画紹介をどうぞ!
「ベル・カント〜とらわれのマリア〜」
世界的なオペラ歌手の歌が、
認め合ってはならないものたちを結びつける
感動の人間ドラマ
テロリストと人質の心の交流を描いたアン・パチェットのベストセラー小説「ベル・カント」をジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮ら日米の豪華俳優陣の共演で映画化。
南米某国の副大統領邸で、実業家のホソカワが経営する会社の工場誘致をもくろむ主催者が企画したソプラノ歌手のロクサーヌ・コスのサロンコンサートが開催された。
ホソカワ、通訳のゲン、現地の名士や各国の大使らが集まり、パーティはスタートしたが、突然会場になだれ込んだテロリストたちによって副大統領邸は占拠されてしまう。
緊迫した空気の中、ロクサーヌの歌をきっかけに、貧困で教育なども受けてこなかったテロリストたちと、教養に溢れた人質たちとの間に親子や師弟関係にも似た交流が静かに生まれ始める。
最後、泣けました……。
私、オペラとか全然聴かないのですが、聴きたくなってきました。
やはり、長い歴史があってずっと残ってきたものって、人の心を打つんですね。
テロリストの中に少年・少女兵が多いのも気になりました。
着想を得たという96年の事件についても調べてみようと思います!
「ベル・カント〜とらわれのマリア〜」
監督:ポール・ワイツ
原作:アン・パチェット(「ベル・カント」山本やよい訳 早川書房)
キャスト:ジュリアン・ムーア、渡辺謙、セバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバート、加瀬亮
制作年度/国:2017年/アメリカ
11/15(金)より、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ西宮OS、他にて公開
劇場情報はこちらからどうぞ! → ★
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