こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
今日ご紹介する作品は「宮本から君へ」です。
この作品、一言で表すと
いい意味で疲れる映画です。
なんせ、ずっと何かしら叫んでるんですよ。
宮本と靖子が。
この主役二人を演じているのが池松壮亮さんと蒼井優さん。
この二人、どちらかと言うと落ち着いたおとなしいイメージのお二人(前に、テレビの対談を見ただけのイメージですが……)ですが、もうずっと叫んでいるんです。
こんなにイメージが変えることができるなんて、本当に魂を込めた演技という感じです。
(エラそうですみません)
原作は同名の漫画なんですが、この作品が書かれた頃はバブル絶世期の1990年代はじめ。
不器用だけど熱血で体当たりで仕事にもプライベートにもぶつかっていく主人公・宮本ですが、今の時代だったらとてもじゃないけど会社勤めできないんじゃないでしょうか?
少なくとも、私一緒に働くのはしんどいです。
ただ、取引先にいたら面白いかも。
ここまで情熱を持った人と程よい距離感を持った状況であれば一緒に仕事をしたいと思ってしまう、そんな魅力が主人公宮本にはあるんじゃないでしょうか?
この作品は、そんな宮本と恋人である靖子の物語。
特にある出来事(これ結構重要なのでここでは言えませんが)が起こってからは、私ずっと力が入ったまま観ていました。
観ていたというか釘付けだったのです。
靖子の気持ち、宮本の気持ちが画面からバンバン伝わってきて、本当に軽い気持ちで観ることはできません。
それでも惹かれてしまうのは彼らに嘘がなく、ストレートに感情をぶつけ合うことにある種の憧れを抱いてしまうからかもしれません。
ぜひ、体調を整えて挑んで欲しい作品です。
それではタリーちゃんの映画紹介をどうぞ!
「宮本から君へ」
究極の愛の試練に立ち向かうべく、
愛する人のため宮本浩が“絶対に勝たなきゃいけないケンカ”に挑む!
テレビドラマ化もされた新井英樹の人気漫画を池松壮亮主演、 ヒロイン役を蒼井優のキャストで実写映画化。
「ディストラクションベイビーズ」の真利子哲也監督がメガホンをとった。
超不器用人間ながら誰よりも正義感の強い宮本浩は、文具メーカーで営業マンとして働いていた。
会社の先輩である神保の仕事仲間、中野靖子と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅に招かれるが、そこに靖子の元彼である裕二がやってくる。
靖子は裕二を拒むために宮本と寝たことを伝えるが、激怒した裕二は靖子に手を挙げてしまう。
そんな裕二に、宮本は「この女は俺が守る」と言い放ったことをきっかけに、宮本と靖子は心から結ばれるが……。
アツイ!
とにかくアツイ作品です。
叫んでいる蒼井優さんもすごい! と思いましたが、宮本といい感じの時の笑顔も可愛いのです。
そこらへんもぜひチェックしてください。
「宮本から君へ」
- 監督:真利子哲也
- 原作:新井英樹 『宮本から君へ』(百万年書房/太田出版刊)
- キャスト:池松壮亮、蒼井優、井浦新、一ノ瀬ワタル、柄本時生、星田英利、古舘寛治、ピエール瀧、佐藤二朗、松山ケンイチ
- 主題歌:宮本浩次「Do you remember?」(ユニバーサルシグマ)
制作年度/国:2019年/日本
劇場情報はこちらからどうぞ! → ★
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