こんにちは。ポプコレスタッフのハナコです。
今回ご紹介する作品は「初恋〜お父さん、チビがいなくなりました」です。
この映画、猫好きには
「いなくなったって!」
とタイトルだけで相当ドキっとしますが、
チビがいなくなることで長年連れ添った夫婦に
変化が訪れるきっかけが生まれるのです。
決してチビがいなくなることに焦点を置いた
悲しい映画ではないので、猫好きの方ご安心を!
ちょうどこの映画の主人公の夫婦を演じられる
おふたり(倍賞智恵子さんと藤竜也さん)は私の両親と同じ世代。
娘目線で見させていただきました。
藤さん演じる「昭和のお父さん」というような父ではないのですが、
「離婚する」と言いだしたお母さんと、理解できていないお父さん、
その間に入る末娘役の市川実日子さん、そして何よりも黒猫のチビ、
すべてのバランスが取れていて、笑いあり、涙ありですっと引き込まれる作品でした。
お父さんとお母さんが出会った過去編も素敵です。
原作は人気漫画家の西炯子さん。
この漫画も素晴らしかったので、ぜひ読んでいただきたい!
同じセリフでも、映画と漫画どちらもそれぞれに味わいがあってよかったです。
星由里子さん演じる有喜子お母さんのミルクスタンド時代の先輩・志津子さんは
結構やり手で色々企んでいそうな感じでした。(女のカン)
それではタリーちゃんに紹介してもらいましょう。
「初恋〜お父さん、チビがいなくなりました」
これは、50年一緒に過ごしてきて
初めてお互いの気持ちに向き合うふたりに起こる
猫がくれた優しい奇跡。
3人の子供が巣立ち、人生の晩年を夫婦ふたりと猫一匹で暮らしている勝と有喜子。
勝は無口、頑固、家では何もしないという絵に描いたような昭和の男。
そんな勝の世話を焼く有喜子の話し相手は飼い猫のチビだ。
ある日有喜子は、娘に「お父さんと別れようと思っている」と告げる。
驚き、その真意を探ろうと子供たちは大騒ぎ。
そんな時、有喜子の心の拠り所だった猫のチビが姿を消してしまい・・・。
妻はなぜ、離婚を言い出したのか。そして、妻の本当の気持ちを知った夫が伝える言葉とは・・・。
長年連れ添った夫婦の秘めた想いと愛を描き、「泣ける!」「こんな夫婦になれたら」と話題を呼んだ、西炯子の人気コミックが遂に実写映画化!
倍賞さんの柔らかい感じと藤さんの無口で厳格な感じの対比が見所で、
そこに黒猫のチビちゃんがとてもいい存在感。
こんな家庭日本中にたくさんありそうで、
「うちの実家もこんな感じ!」と思える方も多いのでは?
ハラハラしながらも最後はほっこり。
優しい気持ちになれました。
「初恋〜お父さん、チビがいなくなりました」
監督:小林聖太郎
原作:西炯子「お父さん、チビがいなくなりました」(小学館フラワーコミックスα刊)
キャスト:倍賞千恵子、藤竜也、市川実日子、佐藤流司、小林且弥
制作年度/国:2019年/日本
劇場情報はこちらからどうぞ! → ★
2019年5月10日(金)よりロードショーです!
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