こんにちは。

ポプコレスタッフハナコです。

 

 

今回ご紹介する作品は、「ギャングース」です。

 

 

「入江監督の描く敵役は恐ろしい」と聞いてはいたものの、本当に怖かったです・・・。

MIYABIさん、金子ノブアキさん演じる適役のこわいこと!

 

でも何より恐ろしかったのは、実際にこんな境遇の子たちがいて(原作の漫画の原案がルポライターの鈴木大介さん)、被害者なのに、加害者にならざるをえないという現実。

 

この作品では、主人公の3人(サイケ、カズキ、タケオ)は、親から虐待され、友人に騙され少年院に入り、学歴もお金もなく、バイトすることすらできない現実。

 

そんな中、裏稼業や悪徳業者の収益金を狙う「タタキ」(窃盗、強盗)稼業をして、生計を立てている。

いつかこの底辺から抜け出すことを夢見ているけれど、現実はそうそううまくいかない・・・

 

 

作品自体はスピード感があり、あっという間の2時間です。

でもその最中ずっと彼らにまとわりつく息苦しさ、底辺でもがき苦しんでいる感じが出ていて、観ているこちらも苦しい。

それでもこのジャンルの映画の中では、圧倒的に面白いと思います。

 

特に「オレオレ詐欺」の仕組みが丁寧に描かれていて興味深いのです。

 

これ、わかりやすいので、教材に使うのはいかがでしょう?

 

そう真剣に考えつつ、あっという間の試写終了でした。

 

 

実は主演のひとり渡辺大知さんは同じ高校のはるか後輩(もちろん私がすごく先輩)ということが発覚してから注目しています。

前に彼のインタビューに立ち会う機会もあり、「あの繊細な丁寧な受け答えをしていた渡辺くんがこんな役もこなすなんてすごい!」と、まるで我が子を見守るように観てしまいました。

 

 

(余談です。ハイ。流してください。でも言いたかったんです)

 

 

ちなみにこの作品の主題歌は、The Gangooseによる“CRYBABY”。

この曲はタケオ役の渡辺大知さん作詞作曲した書き下ろし。

映画の最後にこの曲は染み渡ります。(ぜひ、詩も聞き入ってください!)

渡辺大知さんがメインボーカルを務めたほか、サイケ役の高杉真宙さんとカズキ役の加藤諒さんがコーラスで参加しています。

 

 

ぜひ、最後まで席を立たずに聞いてください!

 

 

それでは、タリーちゃんに紹介してもらいましょう!

 

 

 


 

 

 

「ギャングース」

 

 

 

 

盗るか、盗られるか、 壮絶なバトルの幕が上がる!

 

 

親から虐待され、学校に行くこともできず、青春期のほとんどを少年院で過ごしたサイケ、カズキ、タケオの3人。

社会から見放された彼らは、裏稼業や悪徳業者の収益金を狙う「タタキ」(窃盗、強盗)稼業に手を染める。

暴力団排除の機運を受けて裏社会のヒエラルキーが転換期を迎える中、3人は後戻りできない危険な領域に足を踏み入れていくが……。

 

 

 

 

原作は共同制作・鈴木大介さんの犯罪少年たちの実情を綴ったノンフィクション「家のない少年たち」が原案のマンガ。

主演3人のビジュアルの変化だけでもこの作品を観たくなってきた!

 

 

 

ギャングース

 

監督:入江悠

原作:肥谷圭介、鈴木大介「ギャングース」(講談社「モーニング」KC所載)

出演:高杉真宙、加藤諒、渡辺大知

制作年度/国:2018年/日本/R15+

 

http://gangoose-movie.jp

 

 

 

11/23(金)より、TOHOシネマズ西宮OS、109シネマズHAT神戸ほか、全国ロードショー

 

TOHOシネマズ西宮OSさんWEBサイトはこちら → 

109シネマズHAT神戸さんWEBサイトはこちら → 

 

 

 


 

 

映画好きなタリーちゃんが神戸のフリーペーパー「BRANBRAN.(ブランブラン.)」さんで、

映画紹介のコーナーを担当しています。

お楽しみに♪

 

 

 

こんな感じの記事が掲載されます!

 

 

 

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