こんにちは。
ポプコレスタッフハナコです。
今回ご紹介する映画は「おかえり、ブルゴーニュへ」です。
実は私、酒豪と良く思われていますが、実はあまり飲めません。
なので、実はこの作品もフランスのワイン農家の話を聞いて、特に興味はそそられてなかったんです。
でもでも、実際に観てみて
ワイン飲めないとか関係なかったです!
(上から目線ですみません)
まず、フランス(というかヨーロッパ)の田舎の生活に憧れている人は、そのインテリアや風景だけでけっこう夢中になれると思います。
ワイン好きな方は、もちろんその製造工程や生産農家さんがどんな思いでワインを作ってくれているのか知るのにすごくいい作品だと思います。
こんなに手間暇かけてワインを作っているという事実に、もう感謝の気持ちしかないはず!
(どんな商品でもそうだと思いますが)
そして、この映画では3兄妹が主人公なのですが、序盤でお父さんが亡くなってしまいます。
この相続問題が曲者なんです!
厄介な問題はどこでもつきまといますが、ワインだけではなく、色々と複雑な問題(この表現作品内でもでてきます)も抱える主人公たちのドラマも見逃せませんよ。
それではタリーちゃんに紹介してもらいましょう!
おかえり、ブルゴーニュへ
フランス・ブルゴーニュにあるドメーヌ(※)の長男ジャンは、10年前、世界を旅するために故郷を飛び出し、家族のもとを去った。
その間、家族とは音信不通だったが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへと戻ってくる。
家業を受け継ぐ妹のジュリエットと、別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミーとの久々の再会もつかの間、父親は亡くなってしまう。
残されたブドウ畑や自宅の相続をめぐってさまざまな課題が出てくるなか、父親が亡くなってから初めてのブドウの収穫時期を迎える。
3人は自分たちなりのワインを作り出そうと協力しあうが、一方で、それぞれが互いには打ち明けられない悩みや問題を抱えていた・・・。
※ブルゴーニュ地方のワイン生産者を表す用語。自らブドウ畑を所有し(畑の賃借も含む)、栽培・醸造・瓶詰を一貫して行うワイン生産者
『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(13)からなる〝青春三部作″の完結から4年。
都会を舞台に、ごくありふれた人々とその日常を活き活きと軽妙に、そしてあたたかなまなざしで映し出してきた現代フランスを代表する人気監督セドリック・クラピッシュ。
本作では自身のキャリア12作目にして初めて田舎を舞台に自然撮影に挑み、四季折々の美しいブドウ畑を映し出した。
ワインが大好きな私からすると、とても羨ましい環境で、事あるごとにワインを飲んでいる環境!
もちろん、過酷な肉体労働ではあるけれども、純粋にワインに向き合っていく様を見て、もっともっとワインを堪能したいと思いました。
おかえり、ブルゴーニュへ
【監督】:セドリック・クラピッシュ
【出演】:ピオ・マルマイ、アナ・ジラルド、フランソワ・シビル、ジャン=マルク・ルロ、マリア・バルベルデ
【配給】:キノフィルムズ/2017/フランス/113分
11/24(土)シネ・リーブル神戸ほか、全国ロードショー
※地域によっては、11/17(土)よりロードショー
シネ・リーブル神戸さんWEBサイトはこちら → ★
映画好きなタリーちゃんが神戸のフリーペーパー「BRANBRAN.(ブランブラン.)」さんで、
映画紹介のコーナーを担当しています。
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