意外に効果があったつっきーの魔法

 

あの日以来、ぽちまりの事が気になって仕方ないイヌメンZ。

手紙を見るたび、その気持ちは強くなります。

なぜならこの手紙には、魔女の卵つっきーの魔法がかかっているからなのです。

 

(仕事以外で、こんなに気になることができるなんて)

とにかく、仕事中心だったイヌメンZにとって、こんなことは初めてでした。

 

そんな時、秘書のタリーがスケジュールを確認しながら声をかけてきました。

 

「イヌネコカンパニー社長様から恋人同伴のパーティーの招待状が届いています」

 

(パーティーなんか、行く気分じゃないよ)

 

パーティーに興味がないイヌメンZが破り捨てようとしたその時、

ためらいがちにドアをノックする音が聞こえました。

タリーがドアを開けると、そこにいたのは先日姿を消した人魚のぽちまりです!

 

「ど、どうしたの??」

 

聞きたいことはいっぱいあったけど、とにかく会いたかったぽちまりが

訪ねてきてくれたことにイヌメンZは大喜び!

 

「このパーティーに一緒に行ってくれない?」

思わず手に持っていた招待状をぽちまりに見せて、唐突にパーティーに誘います。

 

「私が恋人!?」

 

イヌメンZを訪ねた矢先の急展開に、ぽちまりは飛び上がって驚きました。

 

 

 

 

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