武器庫を目指せ!

 

 

おてんばハニーとなぜだかハニーに協力的なオレビヨは、

たくさんの武器を保管しているというキイビヨの母艦を目指し、

オレビヨのUFOで移動していました。

 

「ところで、そのキイビヨの母艦ってどこにあるの?」

 

ハニーがオレビヨに聞くと、

 

「台湾です」と、オレビヨ。

 

「た、台湾!?」

 

「ほらそこにありますよ」

 

オレビヨがそう言って窓から指差した高いビルの上に、

オブジェのように乗っているキイビヨの母艦が見えました。

 

オレビヨのUFOとは比べようもないくらい大きなものです。

(オレビヨたちのUFOは乗ってしまうと中は広く快適なのですが、外から見るとコンパクトなのです)

 

「いつの間に日本を出たのかしら・・・? そうよね、宇宙へ行くんだから!」

 

最初は驚いていたものの、もっと壮大なことをしようと

思っているハニーは、細かいことは気にしないことにしました。

 

 

* * *

 

 

母艦のすぐ横にオレビヨのUFOを着陸させて、

ハニー達はすぐに母艦へ乗り込みました。

 

「キイビヨ! 武器をちょうだい!」

 

別に最初から武器を奪おうなどと思っているわけではありません。

まずは、お願いしてみようと、オレビヨが奥にいるであろうキイビヨに声をかけると、

気の弱そうな宇宙人が震えながら姿を見せました。

 

「オレビヨ・・その女性は一体?」

 

レーダーに表示され、オレビヨが来ることは予想していたものの、

まさか一緒にハニーが来ると思っていなかったキイビヨ。

明らかに怯えています。(気が弱いのです)

 

オレビヨがハニーを紹介すると、

 

「バズーガ星にそんなことで人間を連れて行くなんて!」

 

とキイビヨが震えあがりました。

 

「キングバズーガ様に知られたらどんなお咎めがあるかわからないよ〜」

 

泣き出したキイビヨを見て、素直に武器を分けてくれないと感じた2人は、

彼を押しのけて武器庫へと向かいました。 

 

 

 

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