森の中の大きな湖

 

さて、長老が教えてくれた『虹色ハチミツ』を

探して、東の地を目指して旅を始めた

キュートビーとワルかったビーの2匹ですが、

森のはずれでハニーの様子を見に来た

ハチミッチーと出くわしました。

 

「あれ? どこかに行くの?」

 

ハチミッチーが声をかけてきましたが、

ツンと無視する2匹です。

 

(誰のせいで、ハニーが寝込んだと思ってるんだ!)

 

キュートビー達がそう怒っていても、

ハチミッチーに罪悪感はありません。

 

「どこに行くんだろう」

 

イタズラ好きのハチミッチーはこっそり

2匹の後をついて行くことにしました。

 

* * *

 

2匹は休むことなく東へ向かって飛び続け、

お日様がてっぺんに登る頃、目の前に大きな湖が現れました。

 

「この湖知ってる! ここには確かキラキラ光る

大きな魚がいるらしいよ」

 

ワルかったビーが湖を覗きにいくと、

そこにはかなり美形の海賊が一人、

のんびり釣りを楽しんでいました。

 

「こんにちは!」

 

キュートビー達が挨拶すると、

その海賊はにっこり笑って言いました。

 

「やぁ、こんにちは。ね、君たちは

伝説の七色の魚を見たことがあるかい?」

 

 

 

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