そう遠くない未来。

このお話は、人だったり動物だったりが同じ言葉を話して共存する

少しファンタジーな世界でのお話です。

 

* * *

 

 

皇子「ゆぎょ」を探せ!

 

この物語は、地球だけにはとどまりません。

今回は、遠く離れた宇宙のお話です。

 

宇宙一の暴れん坊バズーガ星の王様『キングバズーガ』は手下を使ってやりたい放題。

近隣の星だけでは満足出来ず、とうとう遠く離れた美しい星・地球の噂を聞きつけて、

今度はこの地球に目をつけました。

 

キングバズーガの指令を受け、腹心の部下『マルビヨ』は、地球を視察にやってきました。

 

美しい世界が広がる地球・・・。

 

(キングバズーガ様が欲しがるのも無理はないな)

 

マルビヨは数年前にバズーガ星を捨てた第一皇子『ゆぎょ』も

ここにいるのでは? と予想しました。

なぜなら第一皇子は、とても美しいものと平和を愛していたからです。

 

地球で事件を起こし皇子をおびき出そうと考えたマルビヨは、独自に開発した

『ゆぎょ探知機』を使いながら、皇子の居場所を探ります。

 

そして自分の兄弟をあちこちへ飛ばし、いたるところで騒ぎを起こさせ

探知機の反応を見ていくと、一番反応を示したのは『アジア』でした。

今度はアジアに的を絞り、さらに兄弟を送り込んでいきました。

 

* * *

 

その頃、肝心の第一皇子・ゆぎょは、日本で京の都を巡っていました。

 

 

 

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